こんにちは、広報＆設計の川上です。
少し時間が空いてしまいましたが、
マクスにお願いしようと思った理由の続きを書こうと思います。

昨年の12月、仙台へ行く機会を頂き、
翌日、日本三景の一つ「松島や～ああ、松島…」で有名な松島まで足を延ばしました。

ここは、東日本大震災で相当な被害を
受けたはずなのに…と思いつつ、
強い風は吹いていたものの、その傷跡を
感じさせない穏やかな景色が広がっていました。

前回宮城を訪れたのは、
東日本大震災から３年が経った頃でした。

茨城への帰省を機に、
何となく自分たちの目でその現状を
見ておきたいという思いから夫と車で回れる範囲を回りました。

ここは駅があったようで、
ホームの基礎部分だけが寂しく残っていました。

こちらは、石巻市立門脇小学校。
建物は耐え抜いたものの、津波と火災の爪痕が色濃く残っていました。

ナビの表示では、校庭の南側には住宅が建ち並んでいましたが、
実際はほとんど残っていませんでした。

多くの命を飲み込んだ
自然災害の恐ろしさに驚愕し、
たくさんの失われた人生と、
残されたご家族の深い悲しみを思うと胸が張り裂けそうでした。

静岡県でも必ず来ると言われている
東海地震や南海トラフ地震。
さらには富士山の噴火や、自分たちが選んだ土地に津波が襲うことも避けられないかもしれません。
それでも、家を建てるとしたら、せめて地震には耐えられる家を建てたいと強く思いました。

住宅の耐震基準を表す指標に
「耐震等級」という言葉が使われています。
最近では、最も高い耐震性能を持つ
「耐震等級３」の家を建てる会社が増えてきました。

けれども、「耐震等級３」と一括りに
されていますが、実は計算方法により強度が全く異なってきます。


耐震等級３を取得するためには主に
以下の計算が必要になります。
①壁量計算
②性能表示計算
③許容応力度計算（構造計算）
など。

①の壁量計算だけでは取得できないのですが、
「耐震等級３相当」と謳われることもあります。

②の性能表示計算は、③の許容応力度計算（構造計算）に
比べて計算が簡単なようですが、「耐震等級３」と認定され、地震保険も半額になります。

①②に対して、③の許容応力度計算（構造計算）は、
最も複雑で、それに比例してコストも耐震性も高くなります。

個人的には、
性能表示計算でも耐震等級３と
認められてしまう点に疑問を感じます。
家を建てる側にとっては、
耐震等級３の基準をもっと明確に
してほしいなと思ってしまいます。


現況では、
「構造計算をしないと耐震等級３を謳ってはいけない」
という決まりはないようなので
もし、耐震等級３の家を建てたい場合、
お願いする会社がどの計算方法をしているのかを確認することは必要だと思います。
そして、耐震等級３を取得することのメリットやデメリットなども。

マクスではいち早く、
構造計算による耐震等級３の家を建てていました。
それも、社長自らが計算を行っていました。

マクスで家を建てた理由は、
自然素材を使った地震に強い家。
そして、…長くなってしまったので、また次回に続きます。