ガルバリウムの外壁の施工
本日は、沼津市の新築注文住宅からでございます。
自然室温で暮らせることを目指す「びおハウス」です。
マクスの外壁は、燃えない処理を施した自然素材の木の外壁、が今は一番多いのですが、その次に多いのが、土佐のシックイ。
そして、ガルバリウムも時々使います。
こちらの沼津市の新築住宅では、住宅密集地で道路側しかほぼ見えないこともあり、正面を木の外壁、両サイドと奥をガルバリウム、としております。
ガルバリウムが張り終わっています。
ガルバリウムとは、正式にはアルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板と言います。
ステンレスは、主に鉄とクロムの合金。
私が子供の頃によく遊んだ超合金は、純粋な心と少年の夢の合金です。
ガルバリウムは、ステンレスほどではありませんが、錆びにくい素材です。
耐久性もよく、コスト面でもメリットが大きいですが、やはり、施工によってその耐久性が違います。
つまり、将来のメンテナンスコストも大きく変わってくるということです。
見上げると、一番上まで、継ぎ目なく一枚に繋がっているのが分かります。
搬入や施工が大変ですが、こうすることで、少なくとも継ぎ目からの雨水の侵入がなくなります。
それでも、窓まわりや換気扇の廻りなどからの漏水リスクはありますし、そもそも、ガルバリウムの外壁をどのように留めるかでも、全く違ってきます。
下地の段階の写真を見ますと、下地に防腐加工された厚さ30ミリの木の桟を使っているのがわかります。
そして、電線の貫通部は、雨水が侵入しない様に、上向きに壁を貫通、その周囲をシール。
基本中の基本。
桟を厚くし、取付も釘ではなく、パッキンの付いたビスを使うことで、ビスが防水シートを破ってしまわない様にしています。
細かいところですが、ちょっとした気遣いの積み重ねが、家の耐久性には、大きく変わってきます。
建てる時のコストも大事ですが、建ててからのメンテナンス費用、そしてさらに、どれくらい長持ちするか、で、最終的にはお金が高いか安いかが決まるはずです。
以下今週の日曜日の構造見学会のお知らせです。
2017年01月12日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。