毎回
「今日は釣れる気しかしない」
って釣り始めますが

多くの日は途中で
「今日は釣れる気がしない」
に変わります

ま、何でもそんなに上手く行けば
苦労しないよ！ってお話です

 

 

 

 

2024.11.15　Vol. 4,871

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です

 

 

もうすぐ完成見学会のお宅で
全棟必ずやっている「気密検査」

住宅の気密性能をチェックします

 

気密性能はC値という値で
この様な機械を使った試験結果
から導き出される数字です

 

果たして結果は

左：C＝0.6cm2 / m2

つまり、床1平方メートルあたり
0.6c㎡（7.7mm四方の穴がある）
の隙間がある計算になります

もちろん、換気扇などの
意図的に空けた穴は除く

 

 

毎会この試験を行っていますが
C値は0.4か0.5が多いです

 

数字が小さいほど気密性が
高い証ですから

0.6というと大工は少し不満顔

 

毎回いい結果を出したいので
大工は考えながら施工をします

間取りは違っても
仕様は共通なので

毎回毎回気密試験をしていれば
「こうしないと結果が悪くなる」
という勘所が分かってきます

 

今回の試験は、私は参加が
できなかったのですが

社員大工と現場監督とで
自分たちで考えます

「なぜ0.6なんだろう？」
「もっと良いはずなんだけど
　どこから漏ったんだ？」
と頭をひねるわけです

 

自分たちで考えて

基礎断熱のために
床にある空気循環用のスリット
を目張りして再検査してみると

C値は0.4になっています

右の結果がそう

 

「床下空間の気密性が悪い？」

どうやら普段と違うことを
した部分が怪しい…

階段を飛び出させたこの辺が
臭いな…

と言った具合で
数値がもっと良くなかった理由を
大工と監督が自分で考えます

 

この「考える」がとても大事

次に活かします

 

 

まぁ、C値0.6なら恥ずかしい値
ではありません
マクスとしては十分合格点

お施主様、ご安心を

 

 

気密性能のC値と違い
断熱性能のUA値は計算で出ます

こちらのお宅はUA値0.35

 

静岡県の断熱性能は

0.46を下回れば【等級６】
ですからかなりの高断熱

 

準防火地域という制約のため
いつもの樹脂サッシが
全窓トリプルガラスではなく
ペアガラスも多いのにも
かからわらず

等級６をクリアできているのは
住宅密集地のため窓が少ないから

 

 

小難しいことを書きましたが
この様な性能を理解して
高い性能を担保したうえで
快適な間取りを考えましょう

ということです

 

それがどの様な家なのか？

どうぞ完成見学会で
感じてみてくださいませ

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