下屋がある時の付加断熱の施工
突然ですが下屋は
「ゲヤ」と読みます
下屋とは、一般的には2階建ての
1階部分の屋根の事を言い
2階建ての、一部平屋部分も下屋
と言うし
玄関ポーチやウッドデッキ上の
屋根のことも下屋と言います
本日はちょっとマニアックですが
付加断熱の際の下屋の取付け
のお話でございます
2024.9.25 Vol. 4,820
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
富士市の工事現場からです
遅れていた下屋が付きました
1階部分の正面が下屋です
(右側の平屋部分も下屋と呼ぶ
のが今日は紛らわしいですね)
近寄ってみるとこんなかんじ
南側に奥行き2mの下屋がかかり
室内に陽が入っていないのが
よく分かりますね
日傘と同じ
下屋ってありがたいです
ちなみに、下屋を支える柱が
緑色なのは
こんな感じに事前に桧の柱に
防虫防腐処理を施して
腐りにくくしているからです
スマホで画面が乱れる方は
こちらのページでどうぞ。
下屋の柱が腐ると交換には
結構お金かかっちゃいますので
そんな下屋の屋根の上に登ると
こんな感じです
上の写真で上部が2階の屋根
下が下屋の屋根です
時間を遡り
下屋を社員大工たちが組立て中!
の写真を見てみましょう
実はこの写真一枚にも大事な
ポイントが隠れています
最近のマクスの建物は
(具体的にはずっと使っていた
木質繊維断熱材が製造中止以降)
高性能グラスウールの付加断熱
つまり壁の外にも断熱層を
二重で設けるという工法
にしているのですが、下図左の
ように安易に下屋を取り付けると
下屋部分で付加断熱層が
連続しなくなってしまいます
だから、右の様に付加断熱を施工
した上に下屋を取付けています
こういう部分は
断熱性を表す数値であるUA値には
反映されない部分ですが
建物の断熱性には
結構効いてくる部分なのです
真冬にもう一枚羽織るよりも
マフラーを巻いたほうが
ずっと温かいのと同じで
断熱とは
「いかに弱い所をなくすか」
が勝負なのです
この辺は初めて付加断熱をやる
実務者でも犯しやすいミスなので
注意が必要ですね
なんだかマニアックな話ばかり
じゃ面白くないっですね
性能はつくり手が担保すべき問題
住まい手は存分に
「暮らし」を楽しみましょう!
富士山を見ながらのんびり読書
ウイスキーを舐めながら
最高だなぁ〜
そんな楽しい暮らしの
完成見学会のお知らせです
ご予約お申込は今すぐ!
2024年09月25日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。