昨日は気密性のお話でしたが
実は気密だけ良くしてもダメ。

断熱・気密・通気

3つセットではじめて効果を
発揮します、と言うお話です。

2024.5.17　Vol. 4,689

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。

昨日に引き続き裾野市の
注文住宅の現場から。

屋根に登ると富士山キレイ。

そんなお宅ですが室内では

サッシから何やらモコモコと
はみ出ています。

樹脂サッシと駆体の隙間に
発泡ウレタンを吹き込み
僅かな隙間を塞いでいます。

はみ出した部分は後で切ります
が、窓枠を付けてからさらに
発泡ウレタンを充填します。

小さな隙間をなくすことで
計算した通りの断熱性能が
発揮されます。

昨日は気密性のお話でしたが

こんなふうに湿気が壁内に
入ってしまうと

カビや腐朽菌の問題だけでなく
断熱性が落ちる
と言う問題もあります。

グラスウールやロックウール
多くの断熱材で

断熱材そのものが
濡れると断熱性能が落ちる
という性質があるのです。

なので、外部の付加断熱も
絶対に濡れないように。

この青いシートの裏は

場所が違いますがこんな具合で
ここに断熱材を入れてから
青いシートで包まれます。

照明用の電線や
エアコン用のダクトも壁貫通部は
念入りに気密・防水処理です。

断熱と気密はセットなのです。

雨水は液体ですが
水蒸気は気体。

壁内外からの気体（湿気）は
適切に逃がすことも大事。

ここから上に抜けて…

ここから入り…

まだ付けていないけど
最後はこの屋根の頂部から

棟換気という

こんな雨が入らず空気だけが
通る部品を使って

「熱気」と「湿気」を排出します。

断熱・気密・通気はどれも
欠くことが出来ないセットで
考えるものなんです。

愛しさ・と 切なさ・と 心強さとー♪
みたいなもんですね。

最後は宣伝です。
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