お風呂で死にたくなかったら 後編
昨日の続きです。
昨日はお風呂の危険性を
書かせていただきましたが…
2024.5.4 Vol. 4,676
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
昨日の続きで
こちらの素敵な浴室から。
というわけで、どの様に
リフォームするかご説明する
ために、3D化してみましょう。
なんとなくお分かりですね。
白い部分が浴槽で
既存部分を石目調に表しました。
少し引いてみます。
こんな感じ。
で、浴槽部分と床を解体します。
電気配線や換気扇工事もあるので
天井も解体。
そして、既存窓の部分に
このような断熱した壁を
大工が作ります。
上の絵の中心の角の部分は鉄骨の
この家の構造である柱で
これはもちろん取れません。
この柱をよけて
内部にユニットバスを設置。
1618という呼称のサイズ
が入ります。
こんな具合ですね。
色は分かりやすく
ユニットバス本体をピンク
浴槽を緑
窓枠を黄色
にしています。
さらに、黄色の枠内に
ペアガラスの樹脂サッシを設置。
いわゆる「内窓」というもので
建物についている窓はいじらず
その手前にもう一つ窓。
この窓は樹脂サッシでガラスも
ペアガラスで断熱性が高いので
熱が逃げにくい。
内窓の外には既存の窓があるから
内窓との空間に多少の保温性が
あります。
風が当たらない静止空気層なので。
ユニットバス本体と浴槽は
上位グレードだとけっこうな
断熱性があります。
ユニットバスの外が室外
ではなく室内空間になるし
(上記の通り静止空気層)
建物自体の断熱工事までする
には解体工事が大きくなる。
鉄骨の建物なので耐震補強の必要
がなく、さらに搬出経路の都合上
解体はできるだけ少なくしたい。
そして、そもそもの浴室が広く
1坪以上のユニットバスが
そのまま施工できる。
(浴槽の大きさは変わらない)
などなどの理由で
・外壁はいじらず
・採光はできるだけ減らさず
・解体を最小限に抑え
・可能な限り暖かくする
には、この方法がベストと判断。
3Dモデルでも、なんとなくは
再現してみたのですが
今回考えたLIXILのスパージュ
というハイエンドの機種では
洗い場に座って体を洗える
ベンチが付いており
このベンチをつたって
安全に浴槽に出入りができる。
床もすべらないで
なおかつお手入れしやすく
出来ているので
安心で
あったかくて
掃除が楽
になる。
万が一、ヒートショックや
滑って転んで骨折とか
そんなことになれば
お金もかかるし
本人も家族も悲しい思いをする。
未来の健康と笑顔への投資ですね。
2024年05月04日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。