木の外壁の変色の様子
Vol. 4,288
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
毎年秋から冬にかけて行う
マクスの一斉メンテナンス。
スタッフ全員で
建てさせていただいたお宅に
訪問しております。
そこで
「こどもが壁の珪藻土を
ガリってやっちゃった~!」
と。
うんうん。
こどもが付けた傷さえ…
まぁ、直しときましょか 笑
「すみませーん
いつでもいいのでぇ~」
の言葉に甘えに甘えて…
もう春じゃないかぁーぃ!
ということで行ってきました。
久しぶりに行ってみると…
赤ぁーぃ!!!
デジカメの露出の関係も
あるんですが
それでもかなり赤い。
ウエスタンレッドシーダー
っていうくらいで
赤い木ではありますが
無塗装で使うと雨風に洗われて…
数年で白っぽく色が抜けてきます。
それから徐々に銀鼠(ぎんねず)とか
海外ではシルバーグレーと呼ばれる
渋いグレーに変わってゆきます。
普通は…。
こちらのお宅の完成直前の写真。
やはり色が薄くなり始めていた。
のに…???
色を塗って仕上げることが
多めではありますが
無塗装のお宅もけっこう多い。
無塗装の場合、通常は
こんな具合に変わってゆきます。
これを
「なんか薄汚れてきたねっ…」
と捉えるか?
「おーっ、い~味出してんじゃん」
と捉えるか?
それは 価値観 。
答えはありません。
けれど、この木は
オールドグロスと言って
天然林で育った木。
木目が恐ろしく積んでいる高樹齢材
なのでタンニンなどの虫や腐敗菌が
嫌がる物質を大量に含有するので
とても腐りにくい。
つまり、メンテ無しで長持ちする。
これは、価値観ではなく 事実 。
以前ご紹介しましたが
マクスの事務所の木の外壁も
こんなふうに
風雨に洗われて経年変化してます。
私はこんな風合いが好き。
経年劣化ではなく
歳を重ねてこそ醸し出される
経年美
この経年美が楽しめるってのも
ホンモノの木の特徴です。
で、冒頭の赤。
経験上、川沿いなど
湿度が高いところで起きる。
こちらのお宅はまさに川沿い。
無塗装の木の外壁、焦げ茶色に。
そして、実は今回のお宅も…
めっちゃ周り田んぼで湿度MAX。
きっとそのせいなのかと。
いずれにしても
この木の色合いの変化も
楽しみながら
暮らしてゆくって素敵。
そんな価値観の方々のために
これからせっせとメンテナンスを…
あ…
珪藻土補修の写真撮り忘れたぁ 汗
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。