Vol. 4,272

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン

マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます（長いですけど）。

本日は事務所併設の作業場から。

社員大工の丸山が
桧の板を削っています。

たっくさんありますね。

屋根の端部の
破風板（はふいた）
鼻隠板（はなかくしいた）
を作っています。

「広」と書いてあるのは
2つに割って
広小舞（ひろこまい）
という部材に加工します。

ただ四角く削るだけなら簡単ですが
屋根は雨を流すために
当然斜めですから…

こんな具合に斜めに削ったり
屋根の天井が取り合う部分に
溝を突いたりと

かなり手間の掛かる仕事です。

言葉だとなかなか
伝わらないと思いますので

ショート動画にしてみました。
動画ってやっぱ分かりやすい！

斜めに落とした部分は
機械ではカンナを
掛けられませんので

一本一本手でカンナを掛けます。

実に大工っぽい仕事です 笑

せっかくだから
こちらも動画にしました。

一般の方はご存知ない
かもしれませんが…

実は今の住宅は
カンナの出番はゼロ
という家も珍しくありません。

構造材は工場で加工されてくる
ので、現場では組み立てるだけ。

窓枠やドア枠も
多くの既製品は木ではなく
MDFという新建材で出来ていて
形状も長さも全て完成されており

現場では梱包から出して
ドライバーで組み立てるだけ。

床板も無垢板ではなく
化粧フローリングなら
糊と建築用のホチキスで
留めるだけ。

収納も既製品なら
組み立て式で
電動ドライバーがあれば十分。

ニトリで売っている
一般の方向けの組立品と
全く同じです。

そうすると実は
ノミもカンナも要らない。

最近では
「まな板のない家庭」
があるそうで…

まぁ、ホントかな？
って思いますけど

ノミもカンナも砥げない
もしくは
そもそもノミもカンナも
持ってない！

って大工はホントにいます。
いや、それは大工じゃなくて
大三か大四くらいでしょうけど。

早い・安い・簡単

は良いことなんでしょうが
それだけじゃ…

やっぱり悲しいですね。