日本の住宅のデザインコードとは
Vol. 4,270
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
本日は沼津市の注文住宅から。
シックイの下地のことを
前回書かせていただいておりますが
こんな状態から
漆喰を練って準備万端。
バケツに大量に練られています。
さぁ、塗るシーンを…
と思ったら
しまったぁー
塗られちゃった!
でも美しい仕上がりです。
シックイの白と
黒く塗った燃えない木の
コントラストがキレイです。
様々なものに
「デザインコード」
というものがあります。
コードとは「決まりごと」
ですね。
デザインは自由であっても
「決まりごと」を守らないと
すごくかっこ悪くなる。
例えばド派手なスーツでも
男性用は右前
女性用は左前合わせが
決まりごとですよね。
伝統的な日本の着物にも
流行はありますけれど
合わせるのは男女とも右前。
左前は死装束。
左前はトンチンカンの代名詞。
デザインコードは
美しさのお約束。
住宅にもデザインコードは
あります。
日本には四季があり
春には菜種梅雨
夏には梅雨や夕立
秋には秋雨
冬には氷雨や時雨
と名前があります。
一説によると雨の呼び名は
日本には400以上あるのだとか。
それくらい雨が多い国。
日本の木造住宅は
雨との共存で出来たと言えます。
雨をしのげなければ家は濡れ
木は腐るのです。
だから、日本の家には
深い軒や庇が発達しました。
軒や庇は日本特有の
高温多湿の気候を緩和する
重要な装置でもあります。
軒が無いと
ちょっとの雨でふっかけるから
窓も開けておけない
軒が無いと
夏は殺人的な日差しが
直接室内を焼く
「住まいは夏を旨とすべし」
という言葉はこんな日本の気候
から生まれた
デザインコード
なんですね。
深い影を見て美しいと思うのは
日本人の意識に刷り込まれた
デザインコード
つまり、美的な決まり事
から来るのでしょう。
そう、雨はちゃんと
しのげないと困るんです。
桜は散ってしまうし、
予定していた上棟は
出来ずに延期で
段取りが全部パーだし、
それなのに中止したら
晴れてきたりするし…
私の目からも雨がぁ…涙
でもさっ…
総務のユキちゃんが大事に
育てている金魚も…
会社の庭のブドウムスカリも
雨で気持ちよさそう…。
ムスカリの花言葉は
「明るい未来」
なんですって。
やまない雨はないさ
きっと明るい青空のような未来が
すぐそこにはあるんだよな~
しんどい時には…
どうせなら
その状況を楽しもうぜ!!!
やったるぞ、決起集会にて
男衆スタッフ勢ぞろい
2023年03月25日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。