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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

リノベでの耐震化が非常に困難な理由

Vol. 4,144

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン

マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。

 

今日本では深刻な
「空き家問題」
に直面しています。

10年後には
3軒に1軒が空き家になる
という試算も…

ホントかねぇ…汗

 

これだけウッドショックや
資材インフレが進むと

じゃぁ中古を購入してリノベは?

という選択肢が注目される
のも頷けます。

 

でもそこには

大きな落とし穴

がある…というお話です。

 

沼津市の注文住宅の現場から。

基礎工事が
だいたい終了してきました。

 

基礎は

許容応力度設計

という

構造計算

をして、作ります。

 

基礎の上の木の構造は
もちろんですが基礎も大事。

というか、基礎と木の構造は
セットなんです。

 

以前、下記の動画をご紹介
しております。

これを見ると「セット」
の意味がわかります。

スマホで画面が切れる方は
YouTubeのこちらをどうぞ。

建物の構造を頑丈にしよう
とすると「必然的に」
基礎も頑丈にしなくては
ならなくなるのです。

 

実際の建物で見てみると…

例えば指差す大きなボルト
基礎から突き出ていますが

 

コンクリートの打設前
を見ると基礎の中に
鉄筋と一緒に埋まっている
のがわかります。

 

中古住宅でリノベーションを
しようと思っても
コンクリートをここまでやる
って、実際には不可能です。

壊して作り直さない限り…。

 

たとえ築浅の中古住宅で
デザインも悪く無いじゃん…
断熱性もそこそこじゃん…
って場合でも

「構造計算されている建物?」

って話になると
可能性は極端に低い。

 

となると

東海地震に
耐えられる?

って問題は
ずっと解決しないままなんです。

 

これが、【中古+リノベ】の
一番の問題点なんです。

 

 

耐震性のお話になると
どうしてもお固い話
になってしまうので

最後に楽しいお話をしましょう!

 

基礎の一部が

何やら他と違う。

 

実は指差す部分には断熱材が
挟んであり
基礎の上にも断熱材が敷かれ
その上にコンクリートが
もう一層重ねて打ってあります。

これは、防音の音楽室
をつくるため。

 

音は重い部材ほど伝わりにくい
のでコンクリートの床を
部屋の下に作ってありますが

基礎とは断熱材で
完全に縁を切ってある
ってわけです。

 

この辺はまた追々
ご紹介してまいりますが

実は…

セミプロが夜に思いっきり
練習する部屋とか

ピアノ教室とか

本格シアタールームとか

そういった防音工事のノウハウも

実はマクスは豊富なんです♥

About Me

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

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