空気の流れを考えた設計が大切
Vol. 4,048
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
マクスはお盆休み最終日です。
明日から通常営業いたします。
本日は小山町の新築住宅からです。
台風前に社員大工達が飛散防止の
ネットを畳んで準備OK。
しっかり準備しておくと
台風はたいしたこと無く
「大丈夫だろ…」
なんて高をくくっていると
そんなときに限って
ドえらい目に合います。
スタッフは経験上よーくそれを
知っているので
転ばぬ先の…です。
にしても、
「シルバーグレイ」色で塗装した
木の外壁はとてもいい感じ。
木の外壁は紫外線でだんだん
変色してゆきます。
その退色した色合いを
外国では「シルバーグレイ」
と言い
日本では「銀鼠」色
と言い
昔から愛されてきました。
今回の塗料の色は
その木の外壁の退色した色を模した
シルバーグレイ「色」ですが、
塗料のシルバーグレイは
紫外線で飛んで薄くなります。
でも木そのものも
紫外線で銀鼠に変わってゆくので
この色は外壁の変色が
目立ちにくい色と言えます。
まぁ、この木の変色こそが
「劣化」ではなく
「経年美」なんですけどね。
室内も
自然素材の家は
「経年美」が美しく愛おしい!
社員大工の康佑が
社員左官に変身して
100%自然素材の珪藻土の
下塗り準備に入りました。
脱衣場の方はもうだいぶ
下塗りパテも進んでますね。
高いところに見えるのは
薪ストーブの煙突です。
煙突がこの脱衣室を
貫通しているので
冬はめっちゃ洗濯物乾きますよ。
常に室内干しでOK牧場です。
煙突の横には窓も見えます。
夏は、ここを開けておけば
暑く湿った空気は
出ていってくれます。
ロフトもそうですね。
各部屋から
暑く湿った空気はロフトに
登ってきて
ロフトの窓から勝手に
出てゆきます。
これが「重力換気」です。
ちなみに薪ストーブが出ましたが
ストーブは1Fにあります。
ここが薪ストーブを設置する所。
床から何やら出ていますが
薪ストーブへの空気の取入口です。
ここから空気が入って
薪ストーブで燃焼して
煙突から出てゆく。
この空気取り入れ口が無い
薪ストーブの場合…
考えてみてください。
煙突から出ていった空気の分は
どっから補充される???
高断熱「高気密」住宅の場合
これがないと、薪ストーブは
上手に燃えませんよぉ…。
煙突から空気が逆流します。
すごく臭いです。
空気の流れを考えて
設計しなければですね。
考え無しはいけません!
あんなに苦労して
ファスティングで痩せたのに
お盆の考え無しの暴飲暴食で
半年経たずに戻っちゃった…
どーしてくれるんだぁ…(涙)
今度の見学会のお宅は
薪ストーブはありませんが
C値は0.2。
なかなかの高気密住宅ですよ。
2022年08月16日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。