田園住居地域とはなにか実情を勉強に
Vol. 3,934
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
昨日は「ももぐさカフェ」のお話でした。
名古屋に断熱の勉強に行ったついでに
多治見まで行ったのですが
会社に戻って21時。
そこから新幹線とラビューを乗り継いで
日付が変わる直前に飯能市の
ビジネスホテルにチェックイン。
翌日は加盟している
「街の工務店ネット」
の勉強会に参加してきました。
新設されて4年になる用途地域の
「田園住居地域」
農業の利便の増進を図りつつ
これと調和した低層住宅に係る良好な住居の環境
を保護するために定められる地域です。
おそらく、家を建てようと土地を探している方は
用途地域って聞いたことがあるはず。
第一種低層住居専用地域とか、決められた用途地域
によって、建ぺい率や容積率といった
建てられるボリュームが決まってくるし
高さの制限なども出てきます。
しかし、田園住居地域を知っている人は
ほとんどいないのではないでしょうか。
だって、見かけませんしね。
そこで、実際にかなりこの制度で
地方移住を受け入れている埼玉県の飯能市に
行ってきたのでした。
飯能市は「半農ライフ始めませんか?」と
積極的にアピールしており、市の担当の方も
説明にお越しになってくださいました。
建物を見学させていただいたのは
ゆたか建設株式会社さん。
社長の安食さんとは昔
建築家の秋山東一先生の設計塾で
共に学ばせていただいており
「いやぁ〜、何年ぶりですかね〜」
と、話に花が咲きました。
この田園住居地域の凄いところは
指定されると
既存宅地のない市街化調整区域の土地
でも、家を建てられることです。
また、農業資格のない人でも
農地まで買えてしまう!
(本来は無理です)
今回見学に行った土地も、どこも
既存宅地のない市街化調整区域で
しかも、地目は農地。
本来は絶対に家が建てられないので
当然地価も激安。
そこに都市部から移住を促し
良好な住環境を作ろうというこの制度。
いやはや
なかなか素晴らしい制度じゃないですか。
実際には、農地転用(地目を農地から宅地にする)
にすごく時間がかかったり
ハードルは低くはないのですけど。
なにより、自治体が真剣に動いてくれないと
全く進まない制度です。
ただし、
農業の利便促進とか
半農ライフとか
聞くと、そっちのハードルが高そうに聞こえますが
そこは家庭菜園レベルでクリアできちゃう。
色々教えていただいた安食社長はじめ
スタッフの皆様、誠にありがとうございました。
忠実に秋山イズムを踏襲されてますねぇ〜。
私も仲間に負けないように頑張らないとですねー。
というわけで、頑張った建物、是非見学を。
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。