住宅の基礎も構造計算した方がいい
Vol. 3,835
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
本日は朝から富士宮市の布屋呉服店さんの
上棟作業へ。
頑張るぞ!
上棟中にブログかけないので
本日は先に、別ネタをアップ。
呉服屋さんといえば…
無関係な私もで名前くらい知っている
「京都きもの友禅」
新成人に向けて、こんな素敵なメッセージを
公式ページに上げてますね。
まぁ、成人式は大事な稼ぎ時でしょうから(笑)
「照れくさいことは、したほうがいいこと。」
照れくささは、えいっと振り払おう。
大切な人の前で、素直になる。
まずは、そんな大人の一歩を。
ふむ。
なるほどね。
いっちょ、やってみるか!
みんな!
いつも、ありがとー!
大好きだよぉー!
どうぇーぃ!
小っ恥ずかしーっ
大事なことは
したほうがいい!
基礎の構造計算も
大事だから
したほうがいい!
うーん、無理やり!
こちらは富士市の新築注文住宅。
来月初旬の上棟に向け、基礎工事中。
太陽を背にした基礎の写真を撮ると
型枠が浮いているのが分かります。
底版の部分と、立ち上がりの部分を
これで一発(一回)で打設できます。
黄色の矢印を見ると
基礎は矢印方向に繋がっていたほうが
強そうですよね。
いや、間違いなく強いです。
でも
全部つなげちゃうとメンテナンスの時に
床下の時に行けない場所が出てきちゃうし
「基礎断熱」と言って
床下の空気が外気じゃない工法の場合は
床下空間の通気のことも
考えなければならいません。
そうすると
できるだけ立ち上がりは少ないのが理想。
だから、立ち上がりがない部分は
「地中梁」と言って
地面の深い部分に鉄筋コンクリートの梁がある。
これは立ち上がり部分が地面の中に埋まってる
みたいなイメージですね。
まだ内側に断熱材の枠がつくのですが
施工前なので
アンカーボルトが見えます。
指差しているひときわ太いボルトは
「ホールダウンアンカー」
と言います。
こんな太いボルトで、
柱が地震で引っこ抜け無いように
基礎から固定するための金物です。
地震でこれが引きちぎれたことがある
んですから恐ろしいです。
ちなみに…
先程のこの写真と ↑
この構成型枠工法にする以前
の鉄筋を比べると…↓
このフックが無い。
フックって要らないの…?
厳密に言えば
「せん断補強筋端部のフック」
は、あるべきかと思います。
ただ、有る無しが大事じゃない。
有るか無しかでちゃんと計算しているか?
が、問題。
(公財)日本住宅・木材技術センター発行
『木造軸組工法住宅の許容応力度設計』
によると
せん断補強筋と基礎梁の主筋を全強溶接した場合
フックが無くてもフック有りと同じ強度
とみなす事ができる
とあります。
なので、
こちらの現場の鉄筋は
工場で全強溶接されたユニット鉄筋ですから
フックはないけど
「フック有り」
で、構造計算をしています。
本日ご紹介した
・フック有るなし
・アンカーの種類や必要箇所
・地中梁の形状
などなど、鉄筋一本一本、すべて
構造計算によって導き出された
結果の通りに、施工されているわけです。
長ったらしくて
わかりにくくて
小難しいブログですねぇ…
でも、小っ恥ずかしいけど言うよ。
いつも最後まで読んでくれるあなた!
大好きだよぉー!
構造見学会に来ていただく人も
大好きです(笑)
2022年01月20日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。