富士市で社員大工たちが基礎工事開始
Vol. 3,812
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
大工の修行から戻った社員大工の隆成。
さっそく、修行の成果を…
おっーと、基礎工事でした。
マクスの社員大工たちは
基礎や塗装や左官にいたるまで
いろいろな職種をこなせるようにしています。
「もう大工しかやりたくないか!?」
と隆成に聞いてみましたが
「いえいえいえ(笑)」
とニコニコでした。
クリスマス、よっぽど楽しかったんだろうなと。
若いって羨ましい…。
反対に独り者の彰太はさみしげな憂い顔…
いえ、たまたまシャッター押したタイミングです。
あ、でも、彼女募集中です(笑)。
作業をしているのは
地面から湿気が上がらないようにする
「防湿シート」
の上に、コンクリートを「捨てて」います。
「捨てるなんてもったいない」
のですが、これは、
「強度上は意味がないコンクリート」
なのでそう呼ぶのであって、
実際には
1.この後の施工精度をしっかり担保するため
2.鉄筋のかぶり厚を確実に確保するため
この2つの大きな意味があるので
決してただ捨てているわけではございません。
1.はわかりやすいですね。
全面に捨てコンクリートがあれば
正確に地面に線を描けます。
こんな↑かんじ。
これは社員大工の丸山(右)と康佑(左)が
図面を見ながら正確に位置を書いています。
2.の「かぶり」はちょっと説明が必要。
コンクリートは強いアルカリ性です。
が、毎年、徐々に中性になってゆきます。
すると、中の鉄筋が錆びやすくなります。
サビが進むと当然、強度が落ちます。
コンクリートは表面から徐々に中性になるので
表面に近い鉄筋ほど錆びやすくなります。
ですから、
鉄筋の外側にどれくらいコンクリートがあるか
言い換えれば「どれくらいかぶっているか」
が問題。
これを、コンクリートのかぶり厚さ
といいまして、
「こういう部分は何センチ」
と、きちんと決まっているわけです。
が…
日経XTECHより
べた基礎の底版(スラブ)で起こりがちなのが
鉄筋に職人が作業で乗り、重みで沈む事。
かぶり厚さを確保するための部材(上のグレー)
が沈んでしまったり、
地盤下地工事の水平精度が悪い場合
建築基準法で定められたかぶり厚さ(6cm以上)
を満たせなくなります。
でも、捨てコンを全面にしてあれば…
これなら鉄筋の上で作業をしても絶対に沈まない。
こういうことです。
こういう些細なこと(結構大事ですけど)
も、工事が進むとわからなくなる…
ではなく、
社員大工だからこそしっかりチェックできます。
それにても、スゴイ氷…。
寒かったなぁ…。
みんなファイト!
2021年12月28日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。