屋根から熱を室内に伝えないためにすること
Vol. 3,697
おはようございます。
頑丈であったかい家を作るマクス
社長の鈴木です。
今日で8月も終わり。
7/6の決意から、お盆も含め土日無しで毎日更新、
乗り切ったぁー。
会社のフェィスブックも再開させ、
このブログを転載しておりますが、
フェィスブックを復活させたら、
昔の写真を知らせてくれるので楽しいです。
いまやすっかりオバチャン犬のびおも、
あの頃は可愛かったなぁ…とか。
今はふてぶてしい大学生の長男坊だって、
昔は娘とこんな感じで寝ていて、
まぁ可愛かったわけです(笑)。
やはり、未来の子どもたちのために、
いい家、作りたいですね。
「もぅ!この家、暑くて寝れないよっ!」
みたいな家じゃなくって。
昨日に引き続き、そんな家づくりを、
富士宮市で上棟した新モデルハウス
【小泉町家】
の現場からご紹介させていただきます。
屋根の断熱工事。
昨日のブログで、
革新的な経営を支援する中小企業庁の
「経営革新計画」で静岡県から認定を受けました
と、ご紹介させていただきました。
屋根の防水シートがシルバーで遮熱して…
とかじゃありません。
こんなのたいして効きませんから。
そうではなく、
1.
断熱工事の工夫で県産杉のJパネルを見せて
自然素材の建物の良さを際立たせる
2.
北海道産のトドマツチップから作った
熱容量の大きい高密度木質繊維断熱材で
屋根からの熱を室内に伝えず夏を快適に
3.
それをHEMSという機械で測定し
電気代のデータを見える化して本当のエコを啓蒙
こんな事業計画で、
静岡県の経営革新計画の認定を受けました。
ではさっそく、その断熱工法の効果を
サーモカメラで見てみましょう。
屋根に熱気と湿気を逃がす空気層を作るための
木の桟を打ち付けてあります。
50℃以上はピンクに、25℃以下は青に設定。
一番暑いと思われる午後2時に撮影したので、
気温は軽く30度を超えています。
気温と同じ位の、30~35度が水色に写っています。
周辺の建物ですが、金属屋根やスレート屋根は
ゆうに50℃を超えているので熱くて触れません。
モデルハウスの外壁を見ると、
軒が深く、影ができていて、
あまり外壁に日が当たっていませんが、
直射日光が当たっているあたりは40℃近いですね。
室内側で撮影すると、日があたっている外壁は、
内側でも、やはり37~38℃くらいになっています。
まだ断熱材が入っていませんので。
ちなみに社員大工の隆成の足が青いのは、
撮影まで裾をまくっていたので、
ズボンが体温より低いためです。
で、問題の天井を見上げてみましょう。
いかがでしょう?
屋根の熱が伝わってきていませんよね。
一番暑いこの時期の午後2時ですが。
ほぼ気温と同じで温度ムラがないため、
サーモカメラでは陰影がなく、一色ですが
同時撮影の実写を見ると、
どの部分なのかはお分かりいただけるはずです。
屋根からの熱が伝わってくるのと、
伝わってこないの。
どっちが快適か?
どっちがエアコンの稼働を減らせてエコか?
ってことです。
屋根の上から見ると、太陽光発電がいっぱい。
否定するわけではありませんが、
太陽光発電で電気を作る!
のがエコではなく、
できるだけエネルギーを使わなくても、
快適に暮らせる!
これが本当のエコのはず。
穴の空いたバケツに水を貯める時、
1. 蛇口を目一杯開けるのが先か?
2. バケツの穴を塞ぐのが先か?
ってことです。
ま、新しいバケツを用意しますけどね…。
例えがイマイチだったか…。
2021年08月31日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。