成長する若い力
本日は富士市の二世帯住宅新築現場から。
上棟が終わると、真っ先に行われるのはサッシ工事。
一日も早く戸締りが出来るようにし、雨も吹き込まないようにしなければなりません。
写真に写っていませんが、窓を施工しているの社員大工の原田、いつの間にか二年目。
体もゴリゴリに引き締まり、だいぶ仕事もわかってきて、トリプルガラスで重い樹脂サッシも、しっかり施工できるようになり、安心して任せられるようになりました。
サッシが終わると断熱工事。
マクスの定番、木質繊維断熱材が施工され始めます。
この木質繊維断熱材も、ただ入れればいいというわけではなく、隙間なく丁寧に入れなければなりません。
以前にも書かせていただいておりますが、隙間があると効果は半減。
隙間があると、空気の対流・移動が起き、熱が移動しやすくなる、つまり、熱が伝わりやすくなってしまうためです。
一番右側とか、見逃されがちですが、けっこう、あるんですよ。
本来の性能の半分とか、
【知らぬは施主ばかりなり…】
なんてのは悲劇ですね。
隙間なく断熱を入れるためのネックになるのは3つ。
1.余計な桟
内部の間仕切りの受け、設備や棚などの受け材、そういった物を受ける下地があると、当然その部分は断熱材を入れにくくなるわけですが、手を抜いて無理やり詰め込んだり、いい加減に切り欠いたりすれば、隙間ができます。
2.筋交い(スジカイ)
その意味では、地震に耐える大事な筋交いも、断熱という意味で見ると邪魔者です。
木は断熱材よりも熱を伝えやすいので、「熱橋(ねっきょう=ヒートブリッジ)」と言って熱が伝わりやすい弱点になりやすいです。
筋交いの熱橋そのものよりも、あんな斜めの部分に断熱材を丁寧に入れることはほぼ不可能なわけです。
3.構造金物
筋交いと同じく、ホールダウン金物など、地震で大事な金物も、断熱材を入れる人からすると、邪魔で仕方ありません。
こういった部分をいかに丁寧に施工するかは、ものすごく大事。
そういうのを学ぶのが「構造見学会」なのです。
ちなみに、上の3つ以外でも、こんなところもすごく大事。
動画の16分くらいの所から。
と、うまく宣伝につなげましたが、現場では設計の祭ちゃんが電気職人と打合せ中。
スイッチ・コンセントの配置計画から、照明の配灯計画まで、全て設計アシスタントの祭ちゃんがやってくれます。
私と祭ちゃんで、もはやどっちがアシスタントだかわからないくらい。
力関係では私が下ですね…。
と、若い力がグングン育っていて頼もしい限り。
私もジジィと呼ばれないように、心と体をもっともっと鍛えないと…。
で、はりきって告知ですっ!
2021年05月24日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。