富士市の注文住宅 木の外壁のDIY塗装
今度の日曜日は富士市の新築注文住宅現場にて構造見学会ですので、現場の様子をご紹介させていただきます。
と言いながら、こちらは会社。
お施主様による恒例の木の外壁のDIY塗装が行われました。
只今休憩中~。
マクスが使っている木の外壁は、カナダ産のウエスタンレッドシーダー。
でも、ただのレッドシーダーではありません。
最近では、ホームセンターでもレッドシーダーのツーバイ材が売られてたりしますが、あれは人工林のものなので、目が詰んでいない。
マクスの木の外壁のレッドシーダーは、オールドグロスと呼ばれる天然林で伐採された樹齢200年以上とかの、マグロで言ったら大トロのような貴重な材料。
タンニンなどの含有量が全然違うので、非常に腐りにくいのです。
しかも、燃えない処理がされているものです。
と、前置きが長くなりましたが、材料をよく見てみると…
裏表で表情が違います。
表面がなめらかな「プレナー面」と、ザラザラした「ラフソー面」。
素麺じゃないです。ソー面。
「ソー」はチェーンソーの「ソー」。
そーです!ノコギリの「ソー」です。
「こっちが裏なんじゃない?」
というラフソー面が表で、こちらに塗装をします。
なぜかと言うと、同じ材料を使ったマクスの事務所の外壁を見るとわかります。
マクスの事務所の木の外壁は、無塗装のまま施工されています。
ホンモノの木ですから、よく見ると、経年変化でこんな細かいヒビが入ることもあります。
もちろん品質上問題はございません。
こういったヒビが入った際にも、ラフソー面だと目立ちにくい。
もう一つの理由は、ザラザラした面には、防腐剤入りの染み込むタイプの塗料が、プレナー面よりも、より浸透してたっぷり塗れるからです。
外壁に貼った後からの施工では、足場に登っての塗装=危険で不可能ですから、DIYなど出来ませんが、施工前なら簡単です。
こんな感じに「だらぁー」と塗料の付け過ぎで垂れちゃった跡も、施工しちゃうと模様にしか見えないので問題ないです。
新人社員大工の隆成&康佑ペアもお手伝いしてらくらく終了。
ちなみに事務所の外壁は無塗装とご紹介しましたが、施工時の写真と比べると経年変化が分かります。
こちら、施工したての5年半前。
この変化を、
古くなった「経年劣化」
ととるか、
味わいが出た「経年美」
ととるかは、価値観ですが、
施工時からメンテしておらず、でも防水上は問題がない、というのも事実です。
構造見学会では、今回DIYした外壁を貼り始めています。
時間が経っても防水上問題がない理由、
時間が経っても腐らない理由、
は、構造見学会だから分かります。
午前の部は満員御礼、午後の部のみの予約を受付中でございます。
ご予約お待ちしております!
2021年03月22日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。