子供部屋は先に仕切るか後で仕切るか問題
本日は、久しぶりにリフォームのお話。
といっても、新築のお話かも。
よく問題になる、
【子供部屋は、先に仕切った方が良いのか、後から仕切る方が良いのか】
という問題について。
9月にも、同じく子供部屋の間仕切り工事があり、ブログにてご紹介させていただきました。
【子供部屋は先に仕切るか後で仕切るか】
前回のブログでは、建ててから11年後の間仕切り工事でしたが、
今回は、建ててから5年半後の間仕切り工事。
ちびっ子だったのに、もう中学生になるので、もともと広いホールだったのを、
緑(図の2)と赤(図の1)の二部屋+ホール、
の3つに区切ります。
社員大工の宮崎が工事中。
レーザー墨出し器を使って、水平と垂直をピタッと決めるところから開始です。
住んでからこの様に工事をするのは確かに大変。
「やっぱり最初に仕切っちゃったほうが良い???」
それは、予算的な考え方や、工事を面倒に感じるか否かとか、そもそも子供の育て方とか、色んな要因があろうと思います。
・予算的には、最初に仕切ったほうが5~10万くらいは安いでしょう。
・今回は珪藻土も塗ってちゃんと仕切るので工期は3~4日。
(ちなみに、簡易的に仕切った我が家は工期4時間)
ただ、
この写真は、こちらのお宅の工事中、構造見学会の始まる前の写真。
大事なのは、
この様に、階段(ハシゴが見える開口部)の横にバッテンの筋違(スジカイ)が見えますが、それ以外は2本の柱以外、構造に関するものはない、
ということ。
つまり、今黒い椅子が並んでいる寝室の部分も、今回仕切ろうとしている子供部屋の部分も、全部つながったワンルームにも出来るし、細かく仕切ることも出来る。
そしてそれが、構造を一切いじらずにできる、ということが大事です。
「構造=スケルトン」と「内装=インフィル」を明確に分ける。
スケルトン&インフィルという考え方で、今回のように仕切ることも、再度壊して広くすることも、自由にできる、
こういう考え方が、これからの住宅には求められるのだと思います。
なので、
【最初に仕切るか後から仕切るか問題】
ですが、私としては、後から仕切る方が、子供が小さい時には、目が届くので、その方が良いのでは?
と思います。
もちろん、逆に、小さいうちから部屋を与えて自立心を養う、これも立派な教育方針だと思いますので、尊重します。
どちらが間違いとか正しいとか、ではないはず。
でも、今回思ったのは…
こちら、ロフト、完成時。
どうせなら快適にしようと、TV配線も、エアコンも、新築時に設置したら、
「ここが一番快適…」
と子どもたちのたまり場になってしまった…とのことでした。
ある意味設計ミスだぁ~!
うーん、難しい。
まぁ、やっぱり子供が閉じこもりやすいところは、最初は作らないほうが良いかなぁ…(苦笑)。
本日は、「構造見学会」も絡めて書きましたが、「構造見学会」と「完成見学会」、両方見て初めて、家づくりって分かるものです。
なので、下記よりどうぞ(笑)。
2020年11月12日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。