メンテナンスが楽な木のバルコニーを作ろう
富士宮市の新築注文住宅現場からです。
大工たちが作っているのは、バルコニーです。
この写真はお隣のお宅ですが、躯体から、錆びにくい亜鉛メッキを施した鋼製の巨大ブラケットを持ち出し、それに、桧の板を取り付けてゆきます。
いくら腐りにくい桧でも、外部にそのまま使えば、2,3年毎に塗装をしなければ、やはり腐り始めます。
それはちょっとお手入れのレベルを超えていますね。
そこで、一工夫。
できるだけ、メンテナンスをしなくても、長持ちするようにしましょう。
【ウッドデッキを長持ちさせるコツ】と以前エントリーしておりますが、
まず、桧の板を加工し、
いったん、圧力釜で防腐剤を強制的に注入、
それから、会社に搬入します。
忙しい時は女性スタッフもお手伝いして会社で下塗り。
それから現場で組み立てです。
こちらの現場(お隣のお宅もですが)では、上記のようにバルコニーがL型に建物に回り込みます。
なので、コーナーは斜めになります。
斜めの部分も含め、すべての長さを予めカットしてあるので、現場ではカットしません。
木は、カットしたりして細胞が壊れたところほど、水が染み込みやすく、腐りやすくなります。
だから、予め、この様にカットして、腐りやすい部分に集中的に防腐剤をたっぷりと染み込ませておきます。
こうすることで、メンテナンスの期間を飛躍的に長くし、お手入れが楽で長持ちする様に出来ます。
実際の現場は、完成見学会で見ることが出来ますので、ぜひご覧ください。
コロナ対策で、1時間に一組ですので、お早めにご予約下さいませ。
2020年11月09日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。