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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

前を通る人にも優しい家でありたい

本日は朝からお客様へのプレゼンテーションでした。
終了後のブログUP。

お客様には、
「敷地があって、その敷地いっぱいに建てる家」
ではなく、
「その敷地の周辺の中に、素敵に調和する家」
を建てましょう!

と、常々お話しています。

自分の家なんだから、自分の思い通りに建てて何が悪い!
や、そうなのかも知れませんが、まわりの街並みやデザインを全く無視して建てる家って、ちょっとエゴイスティックなんじゃないかと。

例えば、「第一種低層住居専用地域」という用途地域でなければ、北側が高い片流れの二階家を、北側目いっぱいに寄せて建てる、ということは可能です。

けれど、北側では、その高さは、時に9mにもなり、北側のお宅には、冬はほとんど陽が当たらなくなってしまいます。

法律違反じゃぁないけれど、例えるなら、
ちょっと残念な高校生が電車で床にしゃがみ込んでお菓子を食べながら、
「床に座っちゃぁーいけねぇ法律でもあんのかよぉーおっさん!」
って言ってるくらい、品が無い…と、感じちゃったりするわけです。

その敷地だけなく、
周辺がどうなっているのか、
もし自分が家を建てるとすると、逆に周囲の目からは、その場所がどの様に変わるのか?
それくらいの、街に対する思いやりがあっても、良いんじゃないかなぁ~と。

言ってみれば、
【その家の前を通る人にも、優しい家でありたい】
と、常々思いながら設計をしております。

 

ここは分譲地ですから、同時に他の家々も建ちます。
まだ、どんな家が建つかはわかりませんが、駐車場の位置はおのずと決まってくるので、

きっとこんな感じになります。

見る方向が一枚目と違いますが、上の写真の右上の方にある矢印が、正確に北を示しています。
つまり、この敷地の方角は、実際の土地と同じ。

そしてこの影は、本日の正午の影を、正確にシミュレーションしております。

私の設計させていただく建物は、(同業者からも『ストイックだねぇ~』と言われるほど)背を低く抑えて設計しています。

それでも、ご覧の通り、北側の隣家には、冬場は陽が当たりにくい。

写真右側の北側の2軒を、同じ大きさで、片方だけ片流れ屋根にしてみましたが、影の長さが結構違うのがお分かりいただけると思います。

 

もちろん、
【その家の前を通る人にも、優しい家でありたい】
というのは、建物高さだけを言っているのではありません。

実際に完成した家の前を歩いたら、こんな感じになるはずです。

反対側(東側)から見るとこんな感じ。

本物の木の外壁は、見た目がとっても優しげ。
植栽工事も施せば、さらに美しくなる。

家の前を通った人に、
「気持ちがいいね」
って言ってもらえるような、
そんな家を、目指したいですね。

 

実際には、お客様には、この中を、歩いていただきました。
そう、バーチャルリアリティ:VRです。

気に入っていただけたようで何よりです!

About Me

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

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