屋根の熱と湿気を逃がす
富士宮市の新築注文住宅現場からです。
屋根には、パッシブソーラーシステムが搭載されています。
パッシブソーラーシステムとは、そんなに大げさなものではなく、
冬、
屋根で温まった空気を、小さなファンでダクトを通して床下に送り、
基礎のコンクリートに蓄熱し、
ほんの少しの電気だけで家を暖める、
というシステムです。
では、夏は?
夏は、日中は停止しています。
夜、放射冷却で屋根面(裏側)で結露し、冷えて除湿された空気を床下に送り、
同じくほんの少しの電気だけで家を冷やします。
夏の停止している間は…
こんな感じ、採り入れない空気は、このあと作られる「換気棟」から逃がす(赤矢印)ので、屋根面が熱くなりません。
小屋裏の熱と湿気も、同じく「換気棟」から逃がす(紫矢印)ので、夏の暑さを室内に伝えません。
熱と湿気を逃がすのは、家にとって、とってもとっても重要なことです。
なぜなら、
「耐久性と快適性が上がる」
からです。
この辺は、本当は構造見学会でお話したいところですが、コロナがあるので出来ません。
コロナ憎し…。
2020年04月22日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。