Moisと制振ダンパー
本日は、富士宮市で工事中の新築注文住宅からです。
設計助手の祭ちゃんを連れて、現場確認。
社員大工の丸山と応援のベテラン大工も入っているので、現場はほとんど任せておいても安心ですが、やはり現場を確認することで、設計精度も上がり、また現場もさらに完成度が上がります。
今は下地段階ですから、地震に耐える壁(耐力壁)を作る面材、モイス(Mois)が見えます。
白いのがモイスです。
このモイスは、
・腐らず
・劣化せず
・シロアリも食べず
・湿気も通し
・地震に対してかなりの高強度
という、大変良い素材ではありますが、地震の際に、限界点を超えると、急激にもろく破壊してしまう(脆性破壊と言います)という性質も同時に持ち合わせます。
それがどの程度なのか、以前、構造の大家である山辺先生監修のもと、実物破壊実験をしたことがありますが、その実験を踏まえ、特に南側など、少ない耐力壁で地震力を負担する壁には、制振ダンパーを設置する様にしています。
こちらのお宅には、4箇所の壁に設置しています。
多分、お施主様は、このブログを見て、「え?そんなの付いてたんだ!」って知るのだと思います(笑)。
マクスの家は、ちょっとお高いです。
けれど、耐震性・断熱性・耐久性・素材、こういう部分で、色々と、けっこう気を遣って建てさせていただいているからです。
安かろう悪かろうで損をするのは、住まい手に他ならないですものね。
月末見学会の下記の2軒のお宅では、お施主様のご希望で、このダンパーによる免震工法を採用しております。
と言っても、完成しちゃうと見えませんが(笑)。
完成見学会は、こんな時期ですから、「完成住宅個別ご案内可能日」とさせていただきます。
そして、素材の選び方教室は、講師が新幹線で広島から来てお話する、というのもどうかと思いますので、中止にいたしました。
よろしくおねがいします。
2020年04月09日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。