丁張
本日のタイトル、丁張。
一般の方でこれが読める方は、かなりの建築通かと。
建築に携わっていれば、読めて当然。読めないと恥ずかしい。
「ちょうはり」
と読みます。
こちらは富士宮市で新しく始まった新築注文住宅の現場。
基礎職人の前にある木が、丁張です。
もしくは遣方(やりかた)。
この丁張は、建物の基準となる高さを現しています。
この丁張りの横桟の木の天端が、例えば設計GL(図面上の地盤面)+500なら、
地面から50cmだよ、ということです。
この丁張に、水糸(上の写真で指指す糸)を張り、建物の通り芯(壁の中心線)を出して行き、それをもとに、基礎工事が進みます。
この丁張が狂っていると、とんでもないことが起こります。
狂った基礎ができます。
考えただけで恐ろしいです…。
もちろんそんなことがないように、粛々と、基礎工事は進みます。
2020年02月12日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。