「ヒマなの?」
本の中や講演会でしか見たことがなかった堀部安嗣。
そんな雲の上の建築家から、ご縁をいただいて、工事をさせていただくようになり、「堀部さん」とお呼びしてお話ができるようになった幸運…。
ですが、今でも緊張するし、真面目に話しているのか冗談なのか、未だ微妙で悩む瞬間もしばしば…(笑)。
工事に入る前、お施主様も交えての初めての食事会。
毎日ブログを書いている私に、
お施主様からは「すごいですね…」とのお言葉。
でも、
堀部さんからは「ひまなの?」との有り難いお言葉。
なんと答えれば正解か分からず、「はぃ」とお答えしたのですが、まぁ、私のブログのコラージュとか、
「遊んでるんかぃ!」
と言われても仕方ないのは、自分でも認めております。はぃ。
でも、時々は、役に立つこともある…というお話。
「庭に物置を置きたい」というお施主様のご要望。
しかし、既製品のスチール物置やカーポートというのは、建物の雰囲気を甚だしく安っぽく見せてしまう厄介者なのでありまして、建築家はもちろん、真剣に家づくりをしている工務店の人間にも、非常に厄介な問題です。
そこで、どの様に配置すれば、気にならないか(見えにくく出来るか)を検討。
黒いスチール物置というのがあるのですね(マツモト物置)。
これなら、この家の色にもあうし、うまく隠せるのでは…。
そこで、3Dモデリングして検討。
ここに置くと、どう見える???
モデリングした空間を、力技で…
合成っ!
そこに物置を配置して、手前に木の壁を設けると…
ほぼ隠れますね。
植栽工事をすれば、ほぼわからなくなるのでは…。
コラージュスキルは、本来こんなことをするために磨いているのであります(笑)。
お施主様には、
「わかりやすいっ!」
と大好評でしたが、担当所員の佐々木さんは感動してくれないばかりか、
「もっと向こうに配置したらどうですかね…?
とシレ~とオッシャイます。
確かに向こうの方が見えにくいな…チックショー。
結構時間かかって大変なだぞぉ…。
「あ、いぇ、ヒマです。」
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。