もう一つの堀部建築
静岡市で工事中の、堀部安嗣建築設計事務所の注文住宅の現場では、工事終盤で毎日が大騒ぎ、
と昨日ご紹介しましたが、なんと、それが終わらないうちに、もう一軒の堀部安嗣建築設計の注文住宅が、スタートしようとしております。
うーん、やばっ…。
こちらは伊豆の国市。
西へ東へ。大騒ぎは続く…。
地面に建物の位置を示すロープが張られています。
地縄、と言います。
城内監督と張ってきました。
よく見ると、奥と手前に2つ、四角くロープが。
建物棟と、倉庫棟の2つの建物が並びます。
うーん、ワクワクすっぞぉ…(悟空風)。
まずは地盤調査。
今回は、周辺データから、地盤が悪いことが予想されましたので、より深くまで調べられるSS(スウェーデン式サウンディング試験)で調べます。
ちなみに、100年前のスウェーデンの鉄道で使われるようになった調査法なので、スウェーデンの名前がついているそうです。
SSより深くなると、ボーリング調査しか無く、そうなったら調査費はもちろん、地盤補強費も膨大となります。
上の写真で、先端にドリルが付いた鉄のロッドを荷重をかけてねじ込みます。
硬い地盤なのか、たまたまそこに石があるだけなのか、それを判別するため、一旦それ以上ささらなくなっても、ハンマーでガンガン叩きます。
悪いデータ出ると困るので、
『あんまり強く叩かないようにしよ…』
と、ついつい思ってしまいますが、悪いデータを良いデータと見誤る方が危険なので、ここはガンガンと。
ちなみに、住宅の場合は、地盤調査の結果、保証会社が「そのままでOK」もしくは「このような地盤補強が必要」と判定を出し、その通りに施工をすれば、万が一建物が沈下しても、免責無しの5,000万円までの補修費が出ますので安心です。
ただし、上記のように、住宅以外の車庫棟や倉庫棟などは、この保険に入ることはできません。
とりあえず、調査の結果は危惧していた弱い地盤ではなく、一安心。
さぁ、首を長ーーーく、楽しみに待っていただいているお施主様ご家族のために、頑張りましょう!
堀部事務所の担当所員さんも、きっと
「夏休みなんか要らないから図面描きまくりますっ!」
と言っている、はずだ!
2019年07月30日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。