越屋根にびおソーラー
月曜日のブログは、静岡市で工事中の、堀部安嗣建築設計事務所の注文住宅の現場から、越屋根の写真で終わりましたが、
これですね。
この越屋根、パッシブソーラーシステムの「びおソーラー」が、
どん!
こう載っています。
ここで暖められた空気を床下に送り、天然の床暖房、です。
ま、この時期は、放射冷却で冷えた空気を夜間に床下に送るんですけどね。
この部分が、空気の取入口です。
で、小さな窓も見えますよね?
この窓はリモコンで開閉できるのですが、越屋根は、家の一番高いところにありますから、この窓も、家の一番高いところにあるわけです。
空気は、温度が上がると軽くなって上の方に行きます。
熱い空気は、高いところの窓を開けておけば勝手に出ていってくれます。
これを、煙突効果と言います。
ちなみに、熱い空気が上に登るのに、標高が高いほど涼しいのはなぜ?
となりますが、これは、エアコンのコンプレッサーと同じで、「断熱膨張冷却」という現象が起きるためです。
これ以上は難しすぎるので割愛(笑)。
このような、自然の力をうまく採り入れるデザインが、パッシブデザイン、だと思います。
そんなパッシブデザインで設計された家々を、ぜひ見せてもらいましょう。
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About Me

鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。