ドイツの樹脂サッシの取付
本日は、御殿場市で進行中の注文住宅から。
連続見学会が近づき、そちらの情報が多すぎて、この御殿場の現場のアップが、上棟後されていませんでした(反省)。
現場はもちろん順調に進行中。
ちょっと時間がさかのぼりますが、本日はこのサッシについて。
このサッシは、トリプルガラスの樹脂サッシです。
トリプルガラスの樹脂サッシは、マクスでは現在全棟標準なので特別なことではないのですが、このサッシはドイツ製のドレーキップ。
大きなドレーキップ窓は、国内では作られていないため、ドイツ製のものを使っています。
普通の窓は、国産:リクシルのエルスターX
特注の大開口サッシ:トリプルシャノン
大きなドレーキップ:ドイツのユニルクス
この三種類を使い分けていますが、全てトリプルガラスの樹脂サッシです。
各社とも、考え方が違うので、作りも違うのですが、ユニルクスは、やはり日本と違って住宅そのものの耐用年数を非常に長く考えているので、とにかく「頑丈」、これにつきます。
もう一つの大きな違いは、「つば」の有る無し。
【防水の考え方】と【メンテナンスの考え方】、と言ってもいいでしょう。
上の写真、サッシを取り付けた木部との間に、隙間が見えるのがわかります。
「そんなんでいいんかい!」
と言わないでくださいね。もちろん駄目です。
が、実は、このサッシには、国産サッシには通常あるはずのツバがありません。
これ、今富士市で工事中のお宅のブログでご紹介した写真ですが、国産サッシには、ツバが付いていて、そのツバを防水テープで留めて、止水します。
ですが、このドイツのサッシにはツバはなく、特殊なゴムテープで気密と止水をします。
【ドイツのサッシ ユニルクス取付2】という回でモデルハウスの工事した時のブログでご紹介していますが、
特殊なブチルゴムのテープが、こんな感じに膨らみます。
ほら、くっついてます。
ツバがあったほうが、雨の多い日本にはあっているとは思いますが、ドイツのこのサッシにツバが無いのは、サッシを交換する時に、周囲を解体せずに交換しやすくする、という目的もあるはずで、どちらも「建物の耐久性」への考え方の違いだと思います。
適材適所で最適解を見つける、それも設計者である私の仕事です。
見学会の告知も私の仕事です。
が、見学会の日程を間違っていました。す、すみません…。
第三弾は、3/23,24でした。
マクスの完成見学会は、全て完全予約制です。
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2019年02月06日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。