雨の上棟作業
昨日のブログで、私が途中で脱走してしまった、富士市の注文住宅の上棟の様子をご紹介させていただきます。
天気予報と一週間にらめっこしてきた城内監督。
なんとか行ける!の判断で、朝の朝礼。
本日のスケジュールと目標の確認。
ちょっと前に、はじめての現場監督として上棟を経験した富山の御曹司沢本。
テンパっていた自分との違いを痛感している様子。
皆で一斉に養生の撤去から初めます。
こちらの現場、マクスの社員大工3人が、全て手加工で刻んだ現場。
機械加工のプレカットではないため、気合が入ってます。
もちろん、不安もあり、特に担当として棟梁を務める丸山はピリピリ…。
長ホゾの桧はきつい。
プレカットだと、キコキコキコって揺すってあげると、柱が土台に入ってゆきますが、ゆるゆるだとかっこ悪いので、大工はちょっと固めに仕上げます。
それを、カッコつけて固くしすぎだろ!と兄弟弟子として修行時代を過ごした仲間に笑われていることろです。
でも、本人は笑わない…。
「なんか文句あるのか…?」と、とばっちりを恐れる後輩社員大工の菊池。
これです。ホゾ。
ホゾとは指差す部分を言います。
柱にホゾを作り、土台や梁に穴を開け、そこに差し込む。
プレカットと違って長いので、これがガチっとハマると、それだけで強度を持ちます。
構造計算上は「ピン」と言ってホゾの強度は無視されますが、ホゾが強ければより安全側に建物は強くなるはずです。
この辺は、手加工の良さですね。
にしても、固い…。
キツイ…。
いつもの5倍位、叩いて入れてますね。
そう、君を、地震から守るために、おじちゃん達は頑張っているのだよ。
よーく見ておいて…
見とけってばぁ…
ま、久しぶりにパパとママとずっと一緒で楽しくてしょうがないよね(笑)。
丈夫な二階の床組が出来ると、次はJパネル。
杉の三層積層パネル。
化粧なので濡らしたくない。
慎重に、急ぐ。
シート出養生した途端に雨。
セーフ!
またまた固い柱を、急いで叩き込んだので、手がバカになったと変な踊りを踊る社員大工の宮崎。
柱に塗ったホウ酸防蟻剤も雨で流れてしまうので、後日再塗布しなければなりません。
緑で着色しているので分かります。
と、このへんで、私は現場離脱させてもらいました。
そして二日目の上棟は、当日朝になって天気予報が変わり、泣く泣く延期に。
で、構造見学会も勉強会も延期になった、というわけでした。
しっかり養生してありますが、雨だけはどうにも…。
丸山の心境としてはこんな感じでしょう。
延期した上棟作業の続きはもうすぐ。
どうか、降らないでくれぇぇ…。
で、延期した構造見学会のお知らせです。
ご予約お待ちしております。
2018年09月13日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。