パッシブソーラーの施工
上棟以後アップしておりませんでしたので、本日と明日は、
マクスのモデルハウス『冨嶽町家(ふがくまちや)』より、お届けいたします。
モデルハウスと言っても、今のマクスの家づくりの基本、
自然素材で暮らせることを目指す「びおハウス」です。
屋根の施工中です。
ボコッと一段出っ張っているところが屋根の断熱層。
建物のボリューム分で、それ以外の部分は軒です。
軒を深?ぁく、マクスの設計の基本です。
富士山をバックに、屋根の上で新米社員大工の菊池が先輩社員大工にいじめられて…
いるわけではなく、
「間違えるなよ?!」
と脅されながら、パッシブソーラーシステムに穴を空けているところです。
これが空けた穴(上)。
屋根で暖められた空気を床下に送る、ここが採り入れ口となります。
採り入れ口はこんな感じ。
屋根を貫通しています。
そこに温度センサーがあります。
こんな感じで、ガルバリウム製の金属屋根と屋根の下地の間には空気層があり、そこを暖められながら登ってきた空気が、
先ほどの写真の下側のスリットから入り(オレンジ部分)、ガラス面でさらにグググッと暖められて、先ほど空けた穴から床下に運ばれます(赤)。
パッシブソーラーシステム、設置完了です。
もちろんこの後、屋根を葺きます。
このパッシブソーラー「びおソーラー」は、今までマクスが何度も使ってきた「そよ風」システムに比べ、屋根排熱や細かい温度設定、温度データの収集といった高機能な部分を排除し、シンプルに徹することでコストを抑えています。
冬の空気集熱と、夏の放射冷却による冷気の取り入れという基本性能は当然持っているのですが、ガラス集熱による高い温度取得を可能にしながら、万が一ガラスが割れても、構造上雨漏りがしないという安全性に、一番魅力を感じています。
(OMソーラーにしても、そよ風にしても、取り組んでいる工務店は、
どこもガラス集熱の雨漏りで、さんざん悩まされ続けてますので…)
あ、もちろん、ご希望があれば、そよ風も引き続き使っていただけます(笑)。
このそよ風システムを搭載したお宅の、完成見学会が今月末にございます。
予約制ですので下記よりご予約をお願いいたします。
2016年03月10日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。