新潟出張記 その3
昨日に引き続き、町の工務店ネットの、新潟出張、最終回でございます。
本日は建物ではなく、「木」のお話し。
昨夜の宴会をものともせずに、しかも雨降ってるのに、早朝から集まったオヤヂ達…。
宿泊した「ホテルベルナティオ」さんの「ブナ林散策ツアー」に参加したのでした。
国有林を黙々と歩きます。
うーん、空気が美味しい…。
根本が「ぐにーん」と曲がってますね。
これは、まだ子供の細い頃、雪の重みでペタッと倒れていて、雪が解けたらまた起きる、というのを繰り返してなるのだそうです。
その「ぐにーん」と曲がったところの下側、ニキビみたいにプチプチしてますね。
これは、雪の重みで倒れている間、地面にくっついているので根が出てくるんだそうで、その跡なんですって。
だから、「ぐにーん」の反対は、春に戻って縮むのでシワシワ。
なるほど?。
ブナといえばブナシメジ、美味しいですね。
建築材では、床材では「ビーチ」の名で流通しています。
ブナの森は「天然のダム」とも呼ばれます。
落ちているブナの葉は、薄いプラスチックのようにしっかりしている。
つまり腐りにくい。
それが堆積すると、隙間が沢山出来て保水力が抜群、というわけです。
そんな豊かな森、まもってゆきたいですね。
しっかし、ブナ林…。
みんな薪に見えるのは薪ストーブ病か(笑)。
もひとつおまけにプチトリビア。
ブナの木の表面には、地衣類(藻類を共生させた菌類)がくっついていて、この独特の模様が、自衛隊などの迷彩柄の元になったのだとか(へぇ?)。
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。