手間を掛けるほど
本日は、小山町の薪ストーブの家の上棟作業の様子をご紹介させていただきます。
自然室温で暮らせることを目指す「びおハウス」です。
前夜の雨が上がって、作業開始。
かなり降られましたが、養生をしっかりしていたので材料を濡らさずにすみました。
それでも、シロアリ予防のためのホウ酸防蟻剤は、雨で流れてしまうので、再度施工をしました。
大事なところですから、念には念を入れます。
上棟作業で一番大変なのが屋根。
北海道のカラマツの間伐材から作られた、この木質繊維断熱材の施工が非常に大変なネック行程です。
ですが、この12cmの断熱材を二重に施工する(下写真右側)ことで、
冬暖かく、夏涼しい家が出来ます。
こちらは、ウッドバルコニーの梁を組み立てているところ。
最初の土台の緑は、ホウ酸防蟻剤が塗られていることが分かるように着色した緑ですが、
この桧の梁と柱は、防腐防蟻剤を圧力釜で加圧注入したことを示す緑。
使用されている薬剤が違います。
加工後に注入処理することで、材料は膨らんで施工しにくくなり、なにより、桧が恐ろしく重くなり、施工は困難を極めますが、この様な処理のお陰で、非常に腐りにくい、つまり、メンテナンス費用を最小に出来るメリットが出てきます。
家はお料理と同じで(私は料理しませんけど…)、てまひまを掛けるほど、いいものになる、そう思います。
2015年11月17日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。