契約してから後悔しても遅い土地選び
以前、あるお客様からご相談を受け、土地を見に行った時のお話です。
マクスのある富士市大渕は田舎ですが、静岡県でも、新幹線で東京に通勤できるような場所は人気が高く、土地の値段も都会並みのエリアもあります。
そんな場所は、都会と同じように狭小地だったりします。
例えば…
いわゆる「旗竿状の敷地」。
車二台を並列に駐車するのは、かなりのテクニックが必要ですし、車種も小型車に限定されます。
縦列駐車なら、建物の方は、三階建てにすれば、設計次第ででクリアできそうですが、
共用部分にはみ出しそうだし、
カニ歩きじゃないと、玄関にたどり着けそうにない。
というわけで、今回のこの土地は、地理的には良かったのですが、購入は諦める事に。
「一般に」
と前置きした上で書かせていただきますが、不動産屋さんからは、
「人気のエリアだからすぐに決めていただかないと売れちゃいますよ…」
「他にも買いたいという方がいらっしゃるので、買い付け証明を出して下さい」
とか言われて急かされる事が、よくあります。
その土地が本当に理想の土地なのか、などお構いなしですし、その土地が建築に向いているか、地盤にどれくらいかかるかなどは、不動産屋さんには責任は一切無いので、気にもしてくれない…。
(くどいですが、よくある一般論です)
買ってから、
・理想の家を建てられない、とか
・地盤改良に予定外の出費で計画のやり直し、とか
・何か日当たりが思っていたのと違う、とか
こんな事がないように、買う前に、プロの意見を聞いてみる、これ、大事だと思います。
大根一本買うのとは、わけが違います。
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。