木造住宅にも地中梁
富士市の新築住宅現場からです。
自然室温で暮らせる事を目指す「びおハウス」です。
基礎の鉄筋の工事中です。
手前はまだ配筋が完了していません。
鉄筋の下には、この様な厚手のシートが敷かれています。
シロアリの忌避剤が練り込まれているシートで、これをきっちり施工する事で、基礎へのシロアリと湿気の侵入を防ぎます。
そして、この様に、頑丈な鉄筋が組まれます。
出来てしまうと分からなくなりますが、
こんな感じ(青)に、鉄筋コンクリートの梁(地中梁)が、基礎の底版の中に作られているのが、写真でお分かりいただけると思います。
何度もご紹介させていただいておりますが、構造計算をして、耐震等級3と取ろうとすると、木造二階建てでもこのくらいの基礎になります。
法律によって
「建築物は地震に耐えるように構造計算によってその安全性を確かめなければならない」
とあるのに、
「木造住宅は、例外にしても良いとしましょう」
という法律もあります。
法律は、住む人の安全のためにあるのであり、作る人が楽をするためにあるわけではありません。
この変な法律は、早く無くそうと、ずーっと前から言われ続けていますが、それに反対し続けているのも建設業界です。
大地震が来たら、家族の命を守ってくれるのは、法律でも建設会社でもなく、家そのものです。
2015年11月05日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。