木の外壁と漆喰の塗り分け
本日は、富士市の新築住宅現場からです。
自然室温で暮らせる事を目指す「びおハウス」です。
養生幕に囲まれて、あまりよく見えないのですが、こんなチラリズムの一枚をご紹介。
下はすっかり定番の燃えない木の外壁、ウエスタンレッドシーダー。
上は、まだ下地ですが、漆喰となります。
木と漆喰のコントラスト、とても美しくて好きです。
もちろん、私の趣味を強要しているわけではなく、お施主様と価値観を共有できたからこその仕様です。
感謝感謝。
シックイ下地のモルタルは、じっくり乾かして、この時点で発生するヘアークラック(モルタルの収縮によって起こる微細なヒビ)を出し切ってから、仕上げとする事で、仕上げの漆喰のヒビを防ぎます。
写真は、躯体から撥ね出ている、バルコニーの受け(ブラケット)との取り合い部。
バルコニーに人が乗れば当然、微振動が起こるので、その振動を塗り壁に伝えない様に縁を切ります。
発泡系の断熱材を切って入れておき、後で外して隙間をシーリングして…。
色々手間暇かけて、あとあとの問題の芽をこの時点でつぶしてゆきます。
丁寧な施工こそ、将来の耐久性の要。
この辺は、心配性でびびりな性格の私のマイナスの部分が、家づくりではよい方向に働くわけですね(笑)。
さて、こちらのお宅、年内には完成予定でございます。
お施主様より、
「どうぞどうぞお使い下さい。少しでもお役に立てれば♪」
というありがたぁwwwいお言葉(涙)をいただきまして、完成見学会を開催させていただきます。
ただ、市街地にあって駐車場の確保が難しいので、場所は非公開で、完全予約制にて行います。
詳細は後日発表させていただきますが、12/12・13の土日を予定しております。
見たい!行きたい!体感したい!とやる気満々の方は、今からでもメールいただければご予約OKでございます。
【お知らせ】
でも、その前に、構造見学会のお知らせです。ぜひご予約下さいませ。
2015年10月16日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。