荷物置き場ばかりの家
お客様のご希望でやっぱり多いのは、
「収納」
シューズクロークやリビング収納、ウォークインクローゼットなどなど。
大容量で、機能的で、使いやすくて…
本屋さんには「収納」の本がなんと沢山あることか…。
で、ちょっと考えていただきたいのが、リフォームや建て替えで、多いのは、
「使わなくなった子供部屋が物置状態で…」
というご相談。
無駄に広く、意味が無く、使わないスペースで…
あれ?さっきと逆(笑)。
というわけで、富士宮市の新築住宅現場を見てみましょう。
自然室温で暮らせることを目指す【びおハウス】です。
こちら二階。
中央の柱と、その奥、そして、画面左隅の柱、
二階はこの3本のみが、室内の柱。
後は全部、床の仕上げの上から施工した、いわゆるパーテーションの骨組みみたいな、構造とは無関係の物で、当然取り外しても何の問題もありません。
電気を縛り付けてある画面左側の柱のみが、このお宅の二階唯一の、室内の耐力壁の柱。
ここは、階段の位置を変える様な場合を除き、将来、リフォームで耐力壁が邪魔になる様なことは絶対にない部分。
それ以外の、構造とは無関係の所が間仕切られ、
部屋が出来ました。
何度も書きますが、これら壁は、将来、補強無しに、取ってしまっても問題ない壁。
もちろん、室内に壁はなくても、外壁側で十分に強度を持たせ、丈夫な構造です。
それは、許容応力度設計による最高ランクの耐震等級3で証明しています。
子供部屋?
子供が本当に独立した子供部屋を必要とするのは、長くても中高の6年。
で、居なくなったら物置、ではもったいない。
もしかしたら親と同居?
いつ?同居の際の介護度は…?
これは、その時になってみないと全く判らない。
将来のどんな状況にも、大丈夫な間取りに、今現在の建築時に対応させることは、超能力者じゃない限り、ほとんど不可能。
であれば、
「どんな間取りにも、簡単にリモデルできる様な構造」
業界的には、かっこうよく横文字で、スケルトン&インフィルなどと言いますが、
つまり、間取りに耐久性を持たせる、ということだと思います。
2015年07月30日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。