広島研修記 2
今回、私の広島出張に合わせ、スタッフにも仲間の工務店の仕事を見て勉強をさせようと、私と一日遅れで、現場監督の三人+社員大工の三人の計六名が、飛行機で広島入りしました。
スタッフがお邪魔させていただいたのは、広島の永本建設さん。
「木のぬくもり」とか、「巧みの技」とかを謳いながら、新建材ばかりの家づくりを平気でしてしまう会社が多い中、宮大工として修行をした永本社長の永本建設さんは、まさに本物の手仕事を大事にしている会社で、6名の社員大工によって、多くの住宅を手刻みで建てている本物の工務店。
2月にお邪魔した際、突然押しかけたにもかかわらず、現場はキチッと整理整頓され、その丁寧な仕事ぶりと社員大工さんの礼儀正しさに感動し、うちのスタッフにも是非見させよう!と永本社長に無理を言って押しかけたのでした。
忙しい中、永本社長自ら現場で説明をしていただき、スタッフも直立不動で聞き入っています(笑)。
永本さんは、広島の地元材と、本物の手作りにこだわっておられ、家具もバンバン作ってしまうので、この様な大きな加工場もあります。
マクスの倍以上。
マクスのよりも随分大きな工作機械に、社員大工の丸山は、
「社長、うちもこれ買って下さい…」
と懇願。
(うーん、君の給料を大幅に減らさないとすぐには変えないなぁ…)
こちらも永本さんの作業場。
月曜日にご紹介した、マクスの新人社員大工の菊池が、ジロジロと見ているのは、同じく永本建設さんの新人社員大工。
しかし、この彼はただ者ではなく、新人大工の技術大会で全国優勝をしている強者。
自分と年の変わらない人が、すでに戦力として仕事をしている様を見て、深い感銘と大きな闘志を持ったことと思います。
こちらも永本さんのお仕事。
こんな物まで作っちゃうわけですから、当たり前ですが、スタッフさんが、ものすごく活き活きと仕事をしています。
そんな職場環境を作ってあげるのは私の仕事ですので、私も頑張らなくっちゃと…。
夜は永本さんのスタッフとの交流会。
自分より年下の大工の素晴らしい仕事を見させてもらい、
「嬉しかったり凹んだりしました…」
と、挨拶をする吉田大工。
(凹んでる暇はないぞっ!)
最後に記念撮影(ちなみに手前右端は、マクスの勉強会「素材編」でもおなじみの、湯布珪藻土のワンダーウォール井筒さん。今回のツアコン役で奔走してくれました。ありがとう?っ!)。
いや?、本当に素敵な会社でした。
永本社長・永本専務はじめ、スタッフの皆様、お忙しい中、本当にお世話になりました。
マクスのスタッフも、現場監督と社員大工、それぞれの立場で、大いに感じるところがあった顔をしています。
今、マクスに無いところをしっかりと見つめた上で、今マクスに出来ること、マクスが強いところ、を改めて考え、そして、これからどこへ向かうかの目標を、しっかりと考えてゆきます。
負けないゾっ!
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。