間取りの耐久性
本日は、富士市の新築住宅からです。
自然室温で暮らせることを目指す「びおハウス」です。
住宅に求められる一番の性能は、何と言っても「耐久性」だと思います。
どんなに素敵な良いおうちでも、長持ちしなかったら意味無いです。
こちら一階。
一階でも本日言いたいことは同じなのですが、二階の写真の方が分かりやすいので…
はぃ、こちら二階。
このお宅は、6m×8mの総二階、ほぼ、3間×5間の総二階と同じ大きさなので、15坪の二層構造で延べ30坪、と書くとイメージしやすいと思います。
矢印の三本。
室内の柱はこれだけです。
後の柱は細いですね。
壁の間仕切りは後から大工が作るので、この細さで十分です。
子供が増えたら仕切ればいいし、子供が巣立ったら取っ払えます。
増改築時に、この柱は抜けるのか…?抜いたら梁の補強は?耐震性は?
とか、要らないこと考えなくて大丈夫です。
中央は、三本の内の一本。
階段横の耐力壁で、将来階段を動かすことはないので、柱を設けて、耐力壁にしています。
もちろん、柱が少ないからと言って、耐震性が低いわけではありません。
構造計算専門の外部設計事務所に依頼して、許容応力度設計という構造計算によって、最高等級の耐震等級3の強度を持たせています。
夫婦二人になったら、使わない物置のような部屋がいっぱいあるだけ…とか困りますよね。
間取りに自由度を持たせる、これも、住宅の耐久性にとって大事なことです。
2014年12月05日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。