富士市新築住宅 上棟の様子2
本日も昨日の続きで、先日富士市で行われました新築住宅の上棟作業の様子をご紹介させていただきます。
昨日の小屋梁の上に、Jパネルという、杉板を三層に積層した板を張っています。
この板が、水平構面となります。
地震に耐える壁が耐力壁。
段ボール箱と同じで、壁が強くても、フタが開いていれば歪みます。
フタをガムテープで貼ると、段ボール箱はガッチリ固定されます。
そのフタの役目を果たすのが、水平構面です。
水平構面がどの程度必要なのかは、壁量計算だけでは出てきません。
構造計算が必要です。
木造住宅は、壁量計算だけで特別に許してあげる、という時代錯誤なルールがありますが、やはり構造計算は必須です。
その水平構面が張りあがりました。
キレイです。
キレイだから、このまま仕上がりで、小屋裏収納庫の床になります。
だから大工はみんな靴下で作業です。
「滑るから怖ぇ?!」
と言いますが、私が
「落ちるなよ?!」
と言うので大丈夫です。
水平構面なので、指定の釘・ビスで、指定のピッチを守り、施工して行きます。
この時も靴下です(笑)。
というわけで、大安吉日、目出度く上棟です!
富士山をバックに夫婦の共同作業、イイ写真が撮れました。
水平構面の床があるから安全なので、この様なことが出来ます。
モザイクを入れるのがもったいないくらいの満面の笑顔です(笑)。
この後、台風が来るので雨仕舞をして作業は全て完了。
みんな、お疲れ様。
そして、お施主様、おめでとうございます!
竣工まで、スタッフ・職人一同、張り切って参りますので、よろしくお願い申し上げます。
そんなお施主様のご厚意で、構造見学会を開催させていただきます。
家づくりで大事なところは、完成するとみんな見えなくなってしまいます。
是非、構造見学会で一緒に勉強しましょう!
2014年10月23日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。