モルタル造形 トラバーチン
またまた行っちゃいました。モルタル造形講習会。
ハリーポッター等のアトラクションの造形の現場で実際に施工・指導をしている先生(と言うか私から見るとモルタル造形アーティスト)から直々にノウハウを教えて貰う貴重な機会です。
全国から集まったプロの左官屋さんの中に、何故か工務店のオッサン。
浮いてるけど気にしない気にしない…。
というわけでさっそく。
まずは下地。
造形用モルタルを塗って位置出し。
今回はトラバーチンなので、平滑が命。
トラバーチンとは、地下で溶け出した石灰質が、再沈降・硬化して層になったものです。
こんな画像見たことありますでしょ?
世界遺産のヒエラポリス-パムッカレです(画像はネットより拝借)。
この景観を作り出しているのも、まさにトラバーチンです。
もろいので外部にはあまり使われませんが、切り出して磨くと独特の縞模様が美しく、内装材として利用されます。
ちなみに、建材で「トラバーチン」という名前で、ロックウール板に模様を付けて売っているので、アレがトラバーチンだと思っている人が居ますが、本物は全然違います。
で、その独特の多孔質を表現。
アイアンボードもおまけにデザイン。
トラバーチンのもう一つの特徴の縞模様を着採してゆきます。
こんな感じです。
なかなかそれっぽいでしょ?
最後に、ハイライトを入れて微調整。
アイアンにも錆を入れます。
ディテールにどこまで凝るかがモルタル造形の醍醐味で、リアル感が有るか無いかの分かれ目にもなります。
いやはや、楽しいっ!
ますます、ハマるっ!
さて、今回会得した新たな技術で、あの家の…と密かに画策するのでした。
そんな「あの家」の構造見学会のお知らせです(密かじゃないじゃないか!)。
【富士宮市 予約制構造見学会】のお知らせ
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。