モルタル造形 ブリック&プラスター 2
昨日の続きです。
この状態まで、造形用モルタルでカービングした後、エイジング塗装を始めます。
まずはレンガの色。
均一にならないようにムラを出しつつ…。
次に、プラスター部分を塗装。
境界部をプラスターの色で戻します。細かい作業…。
細かい作業はまだ続く。
目地を塗って行きます。
これが広い面積だと心が折れそうになります。
最後は汚れを付けて完成。
セメントの白華や、雨垂れにそった汚れ、写真だと分かりづらいですが苔なんかも表現しちゃっています。今話題のUSJのハリーポッターの城も、全部この様なモルタル造形とエイジングなんですよ。
以前も書きましたが、「エイジング塗装」というのはもともと、古い町並みが多いヨーロッパで、新しい建物がピカピカすぎて何とも格好が悪い、だから、周りになじむ様に、わざと古ぼけた様な表情を出す、と言う技術から発祥したと言われています。
日本の町並みとは随分考え方が違いますね。
講師の先生はディズニーランドの仕事なども手掛けているので凄いプロフェッショナル。
いやはや、実に奥が深い世界なのです。はまるわぁ…。
というわけで、今月19・20の富士宮市の新築住宅完成見学会では、モルタル造形の門柱、是非見て下さいませ。
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。