大工衆
本日も引き続き、日曜日に構造見学会の三島市で建設中の新築住宅です。
「自然室温で暮らせる事を目指す」びおハウスです。
本日は、すごーぃ地味なお話し。
これは、静岡県の天竜材の梁(外周部で、胴差:どうさし、と言います)のアップ。
真ん中にボルトが。
反対側から見るとこんな感じ。
羽子板ボルト、と言う金物で、接合部が補強されています。
最近では、羽子板ボルト以外にも、様々な金物や工法がありますが、これも、昨日の構造計算のお話しと同じで、力がかかって羽子板ではダメな所は、もっと違う金物が付いたり、ということになります。
本日はそのお話しではなく、このボルトが貫通している、小さな穴のお話。
小さな穴と言えど、穴は穴。
外側には耐力面材が貼られてしまいますが、この「穴+金物」が、熱を通しやすく(逃がしやすく)してしまします。
これを、熱橋(ねっきょう:heat bridge)と言います。
小さくても沢山有れば無視できなくなってきます。
じゃぁ、無視しない。
現場発泡のウレタンで、
ブシュ、ブシュ、
ブシューっとな。
しばらくすると、カップケーキみたいに、モコモコになって固まります。
余分な所を切って、外壁の下地耐力面材を貼ります。
貼り終わった所が、昨日の二枚目の写真です。
「こんな俺たちの仕事を、是非見てくれっ!」
と、カッコつけてみました(笑)。
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2013年12月20日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。