自然素材100%のシックイで外壁を塗る
本日は、富士市の次世代パッシブソーラー「そよ風」搭載の平屋住宅からです。
自然室温で暮らせる家づくりを目指す「びおハウス」です。
ようやく、外壁の仕上げ工程に辿り着きました。
左側が西面になるのですが、純白のシックイが塗られています。
マクスのシックイは、つなぎに大理石の粉が入っているだけで、あとは全てシックイ。
合成樹脂などのつなぎは一切入っておりません。
合成樹脂が入っていると、初期の弾性が強く、小さなひび割れに強いのですが、紫外線で劣化してこの弾性は無くなってゆきますし、合成樹脂が入っていると、静電気で汚れを寄せ付けて、自分で汚れてゆくので、合成樹脂は入っていない方が私は良いと思っています。
シックイ自体は、以前ブログで「シックイの正体とは…」で書いていますが、
(シックイの正体・前編、 シックイの正体・中編、 シックイの正体・後編)
シックイは、施工後数年掛けて空気中の二酸化炭素を取り込み(還元)し、炭酸カルシウムになります。
炭酸カルシウムは石灰岩。
石灰岩は紫外線で劣化しませんので、外壁も非常に長持ち、というわけですね。
こちら塗る前。
サッシの角に、小さなヒビが見えます。
髪の毛のようなので、ヘアークラックと言います。
下地のモルタルは、固まる際に必ず乾燥収縮するので、この様なヘアークラックが出ます。
構造的な問題はありませんが、十分このヘアークラックを出させきった後に、仕上げのシックイとなります。
塗り塗り塗り?。
まるでケーキ屋さんです。
実際、お菓子作りが好きな奥様は、DIYでも左官仕事がとても上手です(笑)。
このお宅は、DIYではありませんが、この後、内部は自然素材100%の珪藻土で仕上げられます。
角やボードのジョイントなど、処理がされています。
内部も外部も下地が命です。
そんなこのお宅は、今月末の26(土)・27(日)に完成見学会を開催させていただきます。
詳細はこちら↓です。
2013年10月04日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。