木造三階建て 上棟風景まとめ
三島市の木造三階建ての「びおハウス」、無事上棟作業を終えましたので、まとめてみたいと思います。
写真も多いし動画もあるので、ページが重くてすみません。
作業開始。
いつもより足場が高いです。
二階の柱を立て終わり、二階の梁、つまり三階の床梁を組み始める所です。
三階の柱を立て始めた所です。
いつもより一工程多くて、得した気分?
階段は一階からロフトに登る階段まで、全て同じ位置にあるので、一番下の基礎まで丸見え。
写真を撮るにも腰が引けます。
やっと三階の上の、小屋と呼ぶ部分の梁まで組み終わりです。
全体の家のシルエットが見えてきました。
何回も検討して、ギリギリまで各階の高さ(階高)を押さえたので、よろっと長い印象が無くて、三階建てなのにどっしりしています。
高い所に人が居るのは、最上階のロフトの床に立って作業をしています。
そのロフトの床に立って、梁を組んでいます。
この建物は片流れなので、ここが棟です。
「棟が上がるぞ?」
のおめでたい瞬間の写真です。
さらに、登り梁(のぼりばり)、という屋根を構成する梁をかけます。
写真では高さが伝わりませんが、周りの景色を見ると、すごく高い所で作業しています。
私はちょっと怖いので近寄りません。
この登り梁と棟は、しっかりと羽子板金物で固定。
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中間地点も、母屋(もや:写真の左下から伸びる木材)と羽子板金物で固定。
母屋は束(つか:中央の短い柱)と柱抜け防止金物と固定。
登り梁の先端には、堅いケヤキで作ったダボ(中央)で桁に固定し、
さらに、桁と羽子板金物で固定。
この登り梁を設置する様子は動画にもしみて見ました。
タブレットで撮影したので画像悪いですけど、興味のある方はご覧下さい。
そんなこんなで、
やっと形が出来てきました。
シートがかかっているので分かりづらいのですが、軒がすごく深いのがお分かりいただけるでしょうか。
建物の背が高いので、バランスを考えて、目一杯ツバ広にしました。
続けて屋根の様子をご紹介。
ここはロフト。
下に山積みなのは、びおハウス定番の、高密度木製繊維断熱材。
北海道の間伐材から作られた、エコなこの断熱材を、登り梁の間に24cm充填。
目指すのは、茅葺き屋根のイメージ。
熱を伝えずに、エアコンなしでも涼しい家です。
イメージだけだといけませんね。
この屋根は、
熱抵抗値=0.24m(厚さ) ÷ 0.039W/mk(熱伝導率) × =6.15W/k
静岡(?地域)の次世代断熱基準に求められる屋根の性能(4.6W/k)を、3割以上と大きく上回ってます。
(熱容量が大きいので、実際にはこの数字以上の効果が期待出来ますが。)
この断熱材を、丁寧に施工する事で、冬暖かく、夏涼しくなります。
施工中は死ぬほど暑いですけど…。
屋根の防水と通気層まで完成。
応援に来た勝亦監督(写真右)は、さすがにバテバテです(笑)。
こんな具合に、無事上棟作業完了です。
みんなお疲れ様!
お施主様、二日間、色々お気遣いいただきありがとうございました。
社員・協力会社一同、竣工まで全力で頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。
そんなお施主様のご厚意に甘え、構造見学会を開催させていただきます。
完全予約制です。ご予約いただいた方にのみ詳しい場所をご連絡させていただきます。
ご予約はこちらからどうぞ。
2013年08月08日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。