瓦は釘で留めましょう
本日も昨日に引き続き、富士宮市のリノベーション現場より現場風景をご紹介いたします。
ここは二階です。
手前が既存のフローリング。
その奥は一階下屋部分の屋根の小屋裏。
小屋裏には、新しく床を作りました。
でも、ここは収納庫を作るわけではなく、水平構面と言いまして、壁の耐力壁の屋根版、と言えば分かりやすいと思います。
壁をいくら丈夫にしても、床が丈夫でないと、建物全体にその力(丈夫さ)を伝える事が出来ません。
そのため、小屋裏に床組を作り、構造用合板でガッチリと固定します。
上の写真のその新しい水平構面の右側を見ると、木質繊維断熱材が見えます。
この床は同時に、断熱材受けでもあります。
下屋とはいえ、屋根面です。
屋根からの強い日射を、北海道の間伐材から作られた木質繊維断熱材を24cmとぶ厚く敷くことで、断熱性をググッと上げます。
屋根と言えば…、
この下屋部分は、一度剥がした瓦を再利用して吹き直しています。
壁を全てやり替えるので、壁と繋がる下屋の屋根も一度解体しないといけなかったわけです。
20年も昔の瓦ですが、台風対策で、釘で留めるようになっています。
しっかり釘留めします。
解体時、我々にとってはラッキーでしたが、全くこの釘留めがされていませんでした。
よって、全く瓦を傷めることなく外すことが出来たのですが、
それを見ていたお施主様が一言…。
「新築時、『台風で飛ばされませんか?』って聞いたら、営業マン(ハウスメーカー)は『今の瓦は一枚一枚釘で留めるから大丈夫です!』って言ってたのにぃ…」
とのこと。
いくら瓦メーカーの施工要領書がそうなっていても、肝心の瓦職人が
「こんなもの留めなくたって大丈夫でぃ」
ってなれば意味無いし、それを指示出来なければ現場監督なんてただの段取り屋です。
完成してしまえば分かりませんが、ちゃんと工事しないと、この様に20年以上経ってから大恥をかくわけですね。
2013年07月19日
Post by 株式会社 macs
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生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。