まずは基礎からリノベーション 2
先週、その1を書き、間が空いてしまいましたが、その2でございます。
しかも、その1の時、「まずは基礎から」と書いてあるのに、基礎に一切触れていなかった事に今気付きました。
そんな、富士宮市のリノベーション現場です。
この建物は布基礎ですが、
・今回耐力壁の追加もあり、基礎工事が必要
・床下の湿気がひどい
・パッシブソーラーにするので、床下の蓄熱体としてコンクリートが必要
という理由から、ベタ基礎っぽくなるように工事をしています。
「ベタ基礎っぽく」としたのは、この状態からでは、本来の「べた基礎」のように鉄筋を繋げる事が出来ないので、厳密には本来の「べた基礎」と同じではない、からです。
でも、出来るだけ布基礎とスラブが一体となるように、布基礎に穴を開けて、鉄筋を差し込んでコンクリートを打ちます。
こんな感じなのですが、その様子の写真がないので、勝亦監督のブログを待ちます。
で、ベタ基礎っぽい物が完成。
「ぽい」と書いていますが、従来の布基礎よりもかなり強度は上がったと思います。
余談ですが、しっかりと計算されていれば、布基礎も強いです。
布基礎だから弱いとか、ベタ基礎だから強いとか言うのは間違いです。
要は、ちゃんと強く設計されているか否かです。
写真に茶色い大きな物が写っていますが、これはまた次回のご紹介。
今回のリノベーションで、耐震性を大幅に上げる事を第1にしています。
【既存】は、
一階X方向の耐震性が、「建築基準法は満足してるけど…」レベル。
耐震性の評点で言えば、1.1なので、「一応倒壊しない」レベル。
(ただし、瓦屋根を評価していない。評価するともっと下がる。)
一階の偏芯率(耐力壁の偏り)が0.27で、「建築基準法は満足してるけど…」レベル(0.3以上でNG)。
その他、二階が変な位置に載っていて、上下階の耐力壁の繋がりが非常に悪い。
【リノベーション】により、
耐震評点は2.1で安全レベル。
存在壁量は基準法の1.5倍を上下階のXY両方向でクリア。
偏芯率を2.1に改善。
出来るだけ上下階の耐力壁をそろえる。
としています。
その為、上記のように新に耐力壁を作る箇所も発生。
耐力壁は基礎と金物でしっかり繋がっていてこそなので、
この様な金物(ホールダウンアンカー)を取り付けている所でした。
明日に続きます。
2013年07月10日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。