深い軒を作る
今度の日曜日は、二現場同時構造見学会。
完成見学会は、どの会社で見ても、新品のピカピカなんだからキレイに決まっています。
構造見学会こそ、家づくりの本当の姿を勉強出来る絶好の機会です。
是非ご参加下さい。
というわけで、見学会の現場状況をご紹介致します。
社員大工の丸山が、二階のベランダ上部の軒を作っています。
「口を開けてると、お馬鹿さんに見えるよ」
とアドバイスしたところ…
イケメンポーズ?をとってくれました。
それはさておき、
ここは、二階の部屋から出る、木のバルコニー。
洗濯物やお布団を干す場所ですから、少しくらいの雨には濡れない方が良いですよね。
ですから、ココの部分の軒は、1.2mと、とっても深くなっています。
これなら、夏の日差しも遮ってくれます。
日本は、梅雨と秋の長雨があります。
深い軒や庇、霧除け、といったものは全て、日本の気候のもと、必要から生まれたデザインです。
たしかに、軒も庇もない四角い家は、シャープでモダンに見えますが、ほんの少しの雨でも窓を開けていられない家…
これはやはり違うと思います。
こちらは長手方向の軒。
びおハウスMの、特徴的な屋根の形になるため、この様に下地が組まれます。
とてもモダンでスタイリッシュなデザインですが、上記の必要から生まれた日本のデザインのコードも、実はしっかりとあることがお分かりいただけると思います。
あと、冒頭の写真、こんな工夫も…
詳しくはぜひ、構造見学会でお確かめ下さい。
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【構造見学会・住まい教室のお知らせ】
2013年01月08日
Post by 鈴木 克彦
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。