スケルトン&インフィル
昨日に引き続き、富士宮市の「びおハウスM」現場風景をご紹介いたします。
社員大工の丸山が壁を作っています。
先々週「モノコック」の回にご紹介いたしましたが、内部の壁は、仕上げの床を全て貼り終わった後に、その上から取り付けています。
つまり、構造的な壁ではなく、イメージ的には衝立の間仕切りの様な壁。
だから、将来、家族構成の変化によってリフォームしようという時には、
「この壁は、取っても大丈夫だろうか?」
何て心配は無用で、どんなふうにも自由自在にレイアウトを変えることが出来ます。
ちょうど、デパートのリニューアルの際に、店舗の配置によって柱とエレベーター以外は場所を自由に変えられるのと同じです。
構造:スケルトン
と、
内部:インフィル
を、
明確に分ける事を、スケルトン&インフィル、と言います。
びおハウスMは、外周部で地震に強い「耐震等級3」をクリアし、内部は階段と二本の大黒柱以外は構造とは切り離されています。
家を長持ちさせるのに、「耐久性」は大前提ですが、長期にわたって様々なシーンに対応できる「対応力」、言い換えればフレキシビリティーが必須です。
2012年10月24日
Post by 鈴木 克彦
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。