油田に行って来ました!
本日より季節は、二十四節季の【穀雨(こくう)】
七十二候は、穀雨の初候【葭始生(あしはじめてしょうず)】です。
雨も多くなりましたし、田んぼに水も張られてますね。
水辺の葭が芽吹き始め、山野の植物が緑一色に輝き始める頃です。
こんにちは。総務のゆきです。
静岡県牧之原市の相良に油田があると聞き、行って来ました。
油田って日本にあるんですね…。びっくりしました。
日本の太平洋岸にある油田は相良だけだそうです。レアですね!
道路からすぐのところに、機械掘井戸が建っています。
最後の一基だそうです。
足元からは、ガソリン臭がします。
どろどろした液体、これが原油!?
まだ出てくるのですね!感動です!
油田跡地は、現在は「油田の里公園」となっています。
かやぶき小屋が建っていますが、これが当時の採掘小屋だったそうです。
昔ながらのかやぶき小屋と違うのは、南側の屋根に窓が設置されていること。
この建物の中に深~い穴を掘って採掘していたので、
地中深くまで太陽光を反射させて照らす鏡が設置されていたそうです。
反射光だけを頼りに重労働していたのですね。
かやぶき小屋の他に、木造の小屋もあります。
やっぱり南側に反射鏡を設置できる設計になっています。
中からみた様子。
光だけでなく新鮮な空気を届けるために、小屋の中にはたたらも設置されていました。
命綱を巻き付けて地中深く潜る数人、たたらを踏んで空気を送る数人のチームで石油採掘していたそうです。
事故で命を落とすこともある、きつくて危険な産業だったそうです。
このような採掘小屋が明治時代~昭和初期の全盛期には100棟以上あったそうです。
相良の石油は精製しなくても機械が動かせるほど、高品質できれいな琥珀色の石油だったそうです。
でも安い海外産の原油の輸入などがあり、採算がとれないので1955年に採掘停止してしまったそう。
枯渇してしまったわけではないので、現在も原油は採れるそうです。
公園内の資料館で、油田にまつわる資料や、わりと最近サンプリングした原油もみることができます。
原油は本当に透き通った琥珀色の液体でした!
地面の下に高品質なお宝が埋まっていると思うと、夢があっていいですね。
文:佐藤 祐希
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住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
工務店のマクスから、家づくりの情報とは違った切り口で、「住まいと暮らしの視点」からローカルで旬な話題を発信してゆこうと思っておりますワン。
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