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ビオブログ

森永卓郎氏の老後2,000万円問題のお話

本日より、季節は小雪の次候。
朔風払葉:きたかぜこのはをはらう】

朔風は北風。
北風小僧のカンタローです。
よくしたもので、急に寒くなりましたね。

 

さて、

ちょっと古くなってしまうのですが、通っていた富士市民大学後期講演会の最終回は、森永卓郎氏でした。

TVで大人気だけあって、笑いを散りばめながら経済や社会情勢を鋭く切り込む話し口は、流石だなぁと感服しました。
大ホールも満員でした。
(写真撮影禁止なので始まる前に撮影)


その中で、一番「なるほど!」と思ったのは、老後2,000万円問題です。

そもそも、あの時問題になった2,000万の計算根拠は、
総務省「家計調査」(2017年)における高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の平均を元にしているそうで、

・夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職である。
・30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在である。
・その間の家計収支がずっと毎月5.5万円の赤字である。

としています。
つまり、年金だけじゃ、5.5万、毎月赤字。

すると…

5.5万円✕12ヶ月✕30年=1,980万円

2,000万円、足りません。というロジック。


森永氏は、「2,000万? ぬるいっ!」と言います。
100歳まで生きる女性が20%もいる現在、30年じゃなくて、40年考えないとダメなんじゃね?
ということです。

政府の【100年安心】という言葉には、
【100歳まで安心!】と錯覚しがちですが、そんなことは言っておらず【100年間は年金制度は持つよ】と言っているにすぎない。

100年持つなら安心じゃん!と思いがちですが、実は、
『その時ある分を老人で山分け』なので、支給額は減るけど、決して破綻しない!
と言っているにすぎず、つまり、破綻するのは個人だ、というわけです。


うーん、やばいな、日本の年金。

ここからは個人的な感想ですが、だからといって、若い人が「年金払うのバカらしー」と、払うのやめちゃうのは危険。

年金払わないと、将来の財産差し押さえ?とか言うリスク以外に、
【万が一のときに障害年金ももらえない】
【早くして亡くなっても遺族年金ももらえない】

これは、ものすごいリスク。
その分は十分に保険でカバーしてるから大丈夫、という人は別ですが…。


家づくりの過程で、やっぱり資金のお話は避けて通れません。
本当にたくさんの方とお話してきて感じるのは、年金や社会保障の話、日本では学校で習わないので、知らないまま暮らしている、という人が本当に多いですね。

そういう私自身も、仕事の中で、学んでいった部分が多く、違う仕事をしていたら、何も知らずにボーッと生きていてチコちゃんに叱られていたことでしょう。

最後に宣伝チックになってしまうのですが、来月12/8の日曜日、マクスのモデルハウスで、ファイナンシャルプランナーによる「お金の貯め方セミナー」という講座を開催いたします。

これは、いつもの家づくりに関するイベントとは全く無関係で、メインは、マクスで家を建てていただいたオーナー様向けの感謝企画です。
が、一般の方も、ご希望の方はご参加いただけます。

午前の部は満員ですが、午後の部は、まだ空きがございますので、興味がある方は、お勉強してみて下さいませ。

詳細はこちらです。
【池谷FPのお金の貯め方セミナー】申し込みページ


文:鈴木克彦

2019年11月27日

Post by 株式会社 macs

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びお 株式会社マクス 取締犬

住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
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