丸子宿名物のとろろ汁に舌鼓
本日より七十二候は、穀雨の次候で【霜止出苗:しもやみてなえいずる】。
霜もおりなくなり、苗もすくすく育つ頃、の意味。
このところ、夏みたいな天気になったりしますが、たしかにGW前は朝晩急に冷え込んで霜でお茶がやられたりする危険もあるんですよね。
でも、初夏の陽気のようなとある日、とろろ汁で有名な、元祖丁子屋さんに行ってきました。
東海道中でも、最も小さな宿場だった丸子宿(「まりこ」って、昔はこう↑書いたのでしょうか…)は、日本橋から20番目の宿場だったそうですが、歴史は古く、鎌倉時代からの東海道の要衝でした。
松尾芭蕉が「梅わかな、丸子の宿のとろろ汁」と詠んだように名物は「とろろ汁」。
「麦とろ」とは静岡では呼びませんね。
自然薯+麦飯の組み合わせは高価なので、大和芋になってしまうことが多いですが、丁子屋さんは、自然薯で有名です。
趣のある建物。
創業は、慶長元年とあります。
1596年ですから、軽く400年以上前。秀吉が無くなる前からあったのだと言うから驚き。
現在の建物は、江戸時代から増改築が繰り返されてきているそうです。
お邪魔したのは土曜日のお昼なので、大変混雑していました。(木曜定休)
いただいたのは、「府中」2,400円也。
秘伝の自家製味噌と削りたての鰹節から取った出汁。
こんな美味しいとろろ汁食べたの、初めてです!
なんなら、とろろ汁の中を泳ぎたいくらい。
揚げとろも、それはそれは、恐ろしく旨い!
東海道の宿の面影が残る店内は、とても素敵で、歴史を紹介するコーナーも有りました。
お会計は、まさに、お宿、って感じ(笑)。
雪の心配のない静岡で、この様な「出桁」になっているのは、結構珍しい。
大昔からずっと、いかに流行ってきたかがわかりますね。
とろろファンは、一度入ってみるべき、と思います。
文:鈴木克彦
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住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
工務店のマクスから、家づくりの情報とは違った切り口で、「住まいと暮らしの視点」からローカルで旬な話題を発信してゆこうと思っておりますワン。
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